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スケモ祭り2024 "北大西洋上1941年5月26日午後9時"

DKM Bismarck Aoshima 1/700
DKM Prinz Eugen Revell 1/720
HMS Hood Tamiya 1/700
HMS Prince of Wales Tamiya 1/700

 1941年5月24日、大西洋での通商破壊作戦(ライン演習:Unternehmen Rheinübung)のために出撃したドイツ海軍の戦艦ビスマルク重巡洋艦プリンツ・オイゲンは、デンマーク海峡において、迎撃してきたイギリス海軍の巡洋戦艦フッド戦艦プリンス・オフ・ウェールズとの間に砲撃戦を行い、フッドを撃沈するとともにプリンス・オブ・ウェールズに損害を与えこれを退けました。

HMS King George V Tamiya 1/700
HMS Rodney Tamiya 1/700

 しかし、イギリス海軍は執拗に両艦を追撃し、航空母艦ヴィクトリアスのフェアリーソードフィッシュによる雷撃で、ビスマルクは燃料漏れを引き起こしました。このためビスマルクはプリンツ・オイゲンを先行させ、一時はイギリス海軍の追撃を振り払いましたが、26日の午後9時頃に今度は航空母艦ヴィクトリアスのソードフィッシュの雷撃により、ビスマルクの舵が故障してしまいました。航行がままならなくなってしまったビスマルクは、27日にイギリス海軍の戦艦キング・ジョージ5世ロドネイからなる本国艦隊に追いつかれて砲撃戦となり、遂にその身を北大西洋に沈めてしまったのです。

 このビスマルク撃沈のきっかけを作ったソードフィッシュによるビスマルク艦尾への雷撃シーンを再現してスケールモデル祭り(スケモ祭り)2024にエントリーしました。ソードフィッシュは、タミヤの1/48 傑作機シリーズ(Scale Aircraft Series) のNo.79 フェアリーソードフィッシュ Mk.I(クリアーエディション)を、ビスマルクはアオシマの1/700ウォーターラインシリーズNo.100(現行No,618)ビスマルクを使用しました。

撮影イメージ

 ソードフィッシュは、この画像のように機体後部を左手で持ち、右手でデジカメ撮影するので、機体の後部、張線などは未完成の状態です。

雷撃による水柱

 昨年のスケモ祭りの金剛級4隻の時と同様、絨毯にベビーパウダーで航跡を描き、その上にビスマルクを置きます。魚雷の当たった位置は諸説あるのですが、最も知られている右後部説を採用し、ここに水柱を立てました。水柱は、ダイソーで入手した廃油を吸収するための「わたぐも」という製品を使ってみました。脱脂綿では煙の表現には良いのですが、水の厚みが出ないと思い、この方法を試してみましたが、中々イイ感じにできたと思います。

ピント合わせ失敗

 艦首のマークがソードフィッシュの機体で隠れるようにし、水柱も画角に入るようにするには何度か取り直しました(上の画像はビスマルクに焦点が…)。夜の9時なのですが、5月で緯度が高いため日没直後だと言われています。ライティングは暗めですが、東に向かうビスマルクの艦尾側から日没の明かりが当たるようにしました。
 ソードフィッシュの機銃員が艦尾への直撃を目撃し、機銃から手を放して歓声を上げているというシーンとしてみました。(TOP画像参照)
 息を吹きかけたのですが、プロペラの調子が悪く、うまく回らなかったのが心残りです。

完成 左後方より
完成 右前方より

 ソードフィッシュは、後部の張線やマーキングを施し、搭乗員は降ろして、魚雷を抱かせました。せっかくのクリアーエディションだったので、左側の一部を透明にして内部が見えるようにして、博物館での展示風景のように仕上げました。

2024年10月制作開始 12月完成
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