上田法について「心地よい生活」のために何ができるかを考える
HAMTマガジンで「多職種連携」担当のすぎやんこと鍼灸マッサージ師の杉下辰雄です。いつも購読していただき誠にありがとうございます。
医療的ケア児との関わり方について
読者の方の中には、医療的ケア児という呼び方や存在を初めて知ったよという方はまだ多いのではないでしょうか?
それだけ、在宅鍼灸師という仕事をしていても、同じ在宅領域とも言える医療的ケア児に関わる機会というのは、多くはないのかもしれません。
僕は、鍼灸マッサージ師になって7年が過ぎた頃、どうしても効果を出せない症例に出会いました。低酸素脳症により寝たきりになった10代のお子さんです。
マッサージやストレッチでは効果がなく、そもそも肘を伸ばそうにも伸びず、マッサージをしても緩まない。まさに打つ手なしの状況でした。そんな中、
上田法を学ぶことで、医療的ケア児の施術に関して、少しずつ実績を上げられたことで、訪問看護ステーションからの新規依頼が増えるようになりましたが、まだまだ学ぶことも多く、正直なところ手探りの状態です。
これまで、10年以上医療的ケア児に関わってきた経験をお伝えしつつ、僕自身も学びながら、読者の皆さんからご意見や感想を頂き、一緒に在宅鍼灸師やマッサージ師も含めて「医療的ケア児との関わり方」について何ができるのかを考えていきたいと思っています。
そこで、まずは僕が医療的ケア児に関わる大きなきっかけにもなった上田法について簡単にご紹介したいと思います。
上田法について
僕は2010年に上田法認定講習会(多職種)を受講し、その後2019年に鍼灸マッサージ師として初めてアシスタントインストラクターになりました。
「心地よいこと」と「努力する」ということ
ここから先は
HAMT〜訪問鍼灸向け教育コンテンツ〜
200以上あるコンテンツが購読すればなんと全て読み放題!購読者限定の無料オンラインセミナーもあります。毎月数本の記事追加されます!各分野の…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?