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マトリクス思考Lab | 未来の戦略をつくる部屋へようこそ
マトリクス思考Lab | 未来の戦略をつくる部屋へようこそ
複雑な課題や変化の早いビジネス環境に対処するうえで、私たちはどのように「論点を整理」し、次の一手を導き出せばよいのでしょうか。
そして、「野心を見失わずに戦略の幅を広げる」ためには、どんな思考法が役立つのでしょうか。
ここでは「マトリクス思考」と「ラテラルシンキング(水平思考)」を掛け合わせたアプローチをご紹介しながら、より柔軟かつ確度の高い意思決定を行うヒントをお伝えしたいと思います。
1. マトリクス思考がもたらすシンプルさと多面性
二軸で複雑さをシンプルに
マトリクス思考とは、複数の軸を掛け合わせて課題を整理するフレームワークです。
たとえば、「顧客セグメント × 提供価値」「市場成長率 × 自社の強み」など、二つの軸を交差させた“マトリクス図”を描くことで、複雑な情報をシンプルに構造化できます。
こうしたシンプルな俯瞰図があると、どの領域が最も有望か、どこにリソースを集中すべきかが自然と見えてきます。選択肢を広げながらも、ブレずに優先度を絞り込むために有効な方法です。
なぜ野心がブレなくなるのか
二軸を定義するとき、軸は「自社が本当に大切にしたい視点」や「これからの成長を左右する要素」を基準に選びます。
たとえば、「社会課題への貢献 × 事業収益性」という軸を置くことで、社会性と経済性の両面を同時に満たす戦略を考えやすくなります。
結果的に、自分たちが追い求める“野心”を見失わず、ブレない意思決定がしやすくなるのです。
2. ラテラルシンキングで可能性を広げる
ラテラルシンキングとは
ラテラルシンキング(水平思考)とは、縦割りの論理だけに頼らず、斜めや横から課題を眺めて新たなアイデアを生み出す思考法です。
たとえば、一見関連のなさそうな事例や業界の手法をヒントに、自社の課題解決につなげるような発想がこれに当たります。
マトリクス思考との相乗効果
マトリクス思考で俯瞰図を描くと、軸の交点ごとに「まだ手を打っていないポイント」や「新規の発想を活かせそうなポイント」が見えてきます。
ここにラテラルシンキングを組み合わせることで、従来の常識とは異なる取り組みや、異業種連携などが浮上しやすくなるのです。
- 例: 「顧客ニーズ × 技術トレンド」のマトリクスの交点で、全く異業界のビジネスモデルを参考にした新しいサービスアイデアを着想する
3. 仮説思考で検証サイクルを素早く回す
構造化から仮説立案へ
マトリクス思考で論点を整理したら、「なぜここが課題になるのか」「どんな要因が影響しているのか」といった仮説を立てます。
仮説を明確にすることで、「何を検証すれば良いのか」「どのデータが必要か」がクリアになり、行動へ移しやすくなるのです。
思考を固めすぎない
仮説は当初の想定から外れることもあります。その際は、ラテラルシンキングをフルに活用して「別の視点」で捉え直すのがポイント。
一度作成したマトリクスや仮説を見直し、新たな軸や問いを加えて柔軟にアップデートし続けることで、常にブレの少ない戦略を保ちやすくなります。
4. マトリクス思考Lab で得られること
1. 複雑な課題の見える化
- どんなに入り組んだ状況でも、二軸でまずは俯瞰することで論点を整理。
2. 仮説思考×ラテラルシンキングの融合
- 既存のフレームワークと自由な発想を行き来し、斬新かつ実行力のある戦略を生み出す。
3. ブレない野心の育成
- 会社や個人が目指すゴールに対して必要な軸を見極めることで、組織や自分自身の“コア”をはっきり意識できる。
4. 学習と検証の高速サイクル
- 仮説に基づきPDCAや実験を素早く回し、知見をどんどん蓄積していく文化を醸成できる。
5. まとめ & 次のステップ
- マトリクス思考で複雑さを整理し、ラテラルシンキングを活かして新しい組み合わせや可能性を探る。
- 仮説思考を加えることで、戦略の検証サイクルを高速化し、常に高精度な判断を下す。
こうした多面的なアプローチこそが、変化の激しいビジネス環境で“明日を切り拓く戦略”を創り上げる鍵です。
もし「もっと深く学びたい」「実践で使えるフレームワークを身につけたい」と思われる方は、ぜひ「マトリクス思考Lab | 未来の戦略をつくる部屋」にご参加ください。理論と実践を行き来しながら、それぞれが抱える課題を、二軸の俯瞰図と水平思考のアイデアで乗り越えていきましょう。
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