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ハイチュウから学ぶロゴレスよりも大事なこと、統合マーケティングにおける製品のアイデンティティの重要性
ハイチュウから学ぶロゴレスよりも大事なこと、統合マーケティングにおける製品のアイデンティティの重要性
ハイチュウのロゴ変更
ハイチュウの「英語+カタカナ」へのロゴ変更が販売を押し上げる効果を示しているようです。
日本のZ世代にも好評という記事が出ています。
新しいマーケティングのチャレンジが成功を収めているとても良い事例です。
なにわ男子を起用した広告映像配信は、日本限定ですが、寿司=SUSHI、漫画=MANGA、かわいい=KAWAIIと同様に、ハイチュウ=HI-CHEWを扱っています。
「LOVE&PEACE&Hi-CHEW」というキャッチコピーを用いたテンポのあるプロモーション活動を展開しています。
重要なのは、製品のポジションと提供する便益の一つが「噛む=Chew/チューインガムの一種」であることが、海外の顧客を対象にロゴのリニューアルによりパッケージ上でもより明確になったことです。
そして、日英の表記を含めたロゴとパッケージデザインのトーン&マナーが、製品のアイデンティティを明確にして、プロダクトパッケージにおいてもターゲット顧客とのコミュニケーションを促進しています。
ロゴの役割
日本ではロゴレス家電が話題になっていますが、製品の一部としてロゴは重要です。
ロゴがないからといって売れるわけではありません。
製品のロゴを通じて、顧客は購入の理由を見つけ、共創される価値を想起します。
ロゴは製品のアイデンティティを表し、便益を伝え、顧客と積み上げてきた価値を想起させる情報接点であり、ブランド共創価値の象徴です。
この点を踏まえ、統合マーケティングの観点からロゴの重要性をどう実践するかを考えるべきです。
統合マーケティングに携わったプロダクトデザイナーと事業会社の役員経験者との会話から得たエピソードです。
二人の共通意見はロゴデザインの一貫性は大事だけど、プロダクトの一部として提供する意味の一貫性が徹底されていることがもっとも大事であるということでした。
最近のコカ・コーラの事例は、二人が話した「意味」の扱いについて考える上での優れたケースです。
ロゴが象徴するもの
ロゴは企業が顧客に提供する製品・サービスの一部であり、アイデンティティです。
そして、顧客の手によって価値とそのコミュニティの象徴・アイコンとして文化の一部になるということ、顧客にとってブランド体験を引き出すスイッチであることを覚えておきたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。
ヘッダーの写真は以下の記事から引用をさせていただきました。
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