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【まや】どんなタイトルをつけたら正解か分かりません。

皆さん、こんばんは🌃
いかがお過ごしでしょうか?
私は、心身ともに疲弊してきたので
温泉施設に行ってリフレッシュしました。
お肌ツヤツヤ、まやです。
さぁ、明日からも頑張るぞー!!!!

観劇記録
劇場前看板

8月14日~19日に両国・Air studioでやっていた
『オサエロ』という舞台
Bキャストを観劇してきました。

友人の岡本真奈ちゃんが出演するということで
この舞台を知ったのですが
毎年公演されている人気作品だそうです!!
今年は、「オサエロ2024」。
この作品を知れて、そして観に行くことが出来て本当に良かったなと思いました。

《あらすじ》
小佐野は「中原」という人物を探していた。

「中原・・・。」小佐野の祖母が「自分は癌だ」と分かってから、しきりに会いたがっていた人物・・・。しかし、祖母の死に際に、それは間に合わず、祖母は小佐野に一通の手紙を渡した。
幼なじみだったという「中原」に会い、手紙を渡す小佐野。祖母との間に何があったのか聞くと「中原」が語り出したのは太平洋戦争末期の「特攻隊」の話だった・・・。

http://www.airstudio.jp/airstudio/top_240814a.html

あらすじを読んでいただければ分かる通り
物語は特攻隊の話です。

戦争の話を扱う作品は、苦しくなってしまうので避けてしまいがちなのですが
終戦記念日が近かったこともあり、これは戦争のことに触れるいい機会になるな、目を逸らしてはいけないなと思ったので観てきました。


⚠ネタバレ注意⚠

毎年公演している台本ということで
来年「オサエロ2025」があると思うんですね。
だから、観たことない人はここで読むのをやめていただいて、観に行って欲しいです。
きっと、展開を知って観るのと、知らないで観るのとでは観方が変わると思うので。
どちらにせよ、しんどいですけども…。

私は、しんどすぎて泣きまくりました。
もちろん笑えるシーンもありました。楽しいシーンも。お酒を飲んで楽しんでいるシーンなんて、自分たちと至って変わらない。
だからこそ、そんな楽しい一時を一瞬で奪ってしまう戦争って恐ろしいものだとも感じました。

特攻隊の方たちって、遺書を書いてから出撃されていたのですね。
特攻隊員の戦死者は、6000人以上。
ここで描かれているのは
隊長を初めとする6人の特攻隊員の物語ですが
6000人以上もの人たちが、こうやって特攻に向かって行ったのだと考えると、戦争って本当に…
言葉で言い尽くせない出来事ですね。

そこで何人もの人たちをお手伝いして、送り出してきた昭代ちゃん。彼女の苦労は計り知れません。夏子との会話の中で、その苦労が垣間見え、苦しくなりました。彼女が天神菊を献花するシーン、とっても素敵でした。

なんと言っても中原ですよね。
この物語は、現在と戦時下を行き来するので
現在にいる彼が“”特攻隊にいた時の話をする”ということは、彼は生き延びたということです。
だから、死なないことは分かってはいましたが、この状況で一緒に死ねないことが、どんなに辛いことかは分かっていませんでした。
一緒に死ねなかった上に、特攻できないまま終戦を迎え、後を追うことも出来なかった。

一日たりとも、夏子のことも浅井のことも忘れたことがないという中原は、自責の念から家族を持たずに、一人で生きてきたようです。
夏子の手紙で、少しでも救われていたならいいなと思いました。

「オサエロ」ってどういう意味なんだろうと思ったけれども、舞台の中に答えがありました。

ぜひ、観てみてください。

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