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「やる」ために必要なのはモチベーションではなかった

 みなさんチームワークしてますか?
No.3代行を事業としてやっているthree.Tのウエツです。
No.3代行って具体的にどんなことですか?とよく質問されます。
質問されるからnoteに書いています。
良かったら読んでください。


と、内容は多岐に渡るんですが、1番やりたいことはチームを創ることなんです。
チームコンサルティングとでも言うべきでしょうか。
そのチームづくりについてとても考えさせられる本を読んだので、ボクなりのまとめをしたいと思います。

チームが自然に生まれ変わる

 今回読んだのはこちらの本。
コーチングをしている堀田創さんが書いている。

チームが自然に生まれ変わる

チームのマネージャーやリーダー、会社の代表など何かしらのチームをリーディングしている人には是非読んで欲しいと思う。
むしろ、そういったリーダーじゃなくても、例えば家族だったり学校だったり、どんな人でも誰かと一緒に活動することはあるから、全員に当てはまるかもしれない。
そんな本。
ボクはあまり本を読むのが得意ではない。
好きではあるけれど得意ではない、というか読むのが遅い。
せっかく読むのだからしっかりと隅々まで読みたいと思う派。
漫画の効果音とかもしっかり読んじゃうタイプの人。
そんなボクがほとんど1日で読んでしまった。

 How toと言えばその一言で片付いてしまうかもしれないけれど、チームづくりなんてそんな簡単なものじゃない。
どんな立派なリーダーでもみんなが悩む。
そりゃそうだ。
人間70億人いて、それぞれみんな違う。
それをひとつにまとめるなんて、果てしなく難しい。

でも、それを『生まれ変わらせる』という内容。
もとい。
自然に『生まれ変わる』ことができるんじゃない??と言った方がいい。

モチベーションなんてものはあてにならない

 この本の中では、よく言われる【モチベーション】はあてにしない方がいいと書いてある。
あてにしないというよりも、急にやる気が出たり無くなったり自分でコントロールできるものではないということ。
ボクもその世界にいたからわかるのだけれど、スポーツの世界でよく出てくる根性論的なものに近い。
やる気出せー!!みたいな。
そんなんで【モチベーション】上げられたら苦労しない。
まあ、根性論は嫌いではないんですがね。

 そこでこれに代わって出てくるのが【エフィカシー】
これがスゴイんだって。
和訳すると『自己効力感』というらしい。
要は

やれる気

ってやつ。
なんだか(やる気)と似ているけれど、本質はかなり違う。
やる気が出ないときはみんなある。
そんなとき、なぜだか自己嫌悪感に陥る。
周りと比較して「ボクはやる気が出せないんだ・・・」となる。
でも、(やれる気)はそういうことではない。

ボクらはどんなときにやれるのか。
やる気があるとき?
でもやる気はアンコントロールなもの。
そうじゃなくて「やれる気がする」ときにやれる
コツコツと鍛錬が継続できる人は(やる気)を保ち続けているわけではなくて、(やれる気)がするから継続できるということ。

たしかに、そう言われるとボクが朝のトレーニングを続けられるのは【モチベーション】ではなく、やることが当たり前になっている、「やれる気がする」から続いている気がする。
勝手にやっちゃう
ってこと。

目指すのはやれる気がしているチーム

 だから、【モチベーション】を上げるチームじゃなくて【エフィカシー】を上げるチームをつくった方がいい。

君たちタルんでる!やる気出せー!

じゃなくて

これはかなり大変だ!でもこのチームだとやれる気がする!

をつくり出す必要がある。
ここで大切なのが、方法論と混在させないということ。
「こうやればできるよね」っていうのがわかっているから【エフィカシー】が高くなるわけではない。
むしろ逆で、「当然やれる。そのための最善の方法は?」と常に探している状態が良いらしい。
方法論ありきのエフィカシーだと、方法論を見失うというイレギュラーにあった時に弱い。

エフィカシーを高めるには

 で、その【エフィカシー】を高める方法。
それは
①Have to を捨てる
②Want to を自覚する
③目標設定をする
④目標に向けての一歩目となる決断をする

並べると簡単そうだけれどかなり難しい。
毎日気付いたらHave to だらけになっている。
ただ、それって外圧(周りの目)のためだったりするから、それを理解したうえでまずは少しずつ捨てていこう
そして「Have to と関係なく自分でやりたい!」ことに気づく
すると「方法もわからないけれどとんでもない規模の成し遂げたいもの」が見えてくる
それがゴール(目標)設定。
この辺はボクの別の記事でも書いているのでそちらを参照。

最後は『決断』。
これは決めるというより、何かを【断つ】
ゴールに向けて何かを捨てる。
当たり前を辞める。
そういうこと。

同じ方向を向くためには距離感

 偉そうに書いているけどめちゃくちゃ難しいと思う。
でも、読んでいて「そうだな」ととても共感した。
これは個々の話で、チームの場合は「チームのゴール設定」をする。
でも『チームのゴール』に100%コミットできる人なんていないと思う。
最初言ったように人間は70億人いるのだから。
じゃあどうするかというと、
『チームのゴール』に少しでもいいから『自分のゴール』を重ね合わせる
これだ。
やっぱりここ。
どんなチームワークであってもやっぱりこの【距離感】。
もう日本語の距離感を【KYORIKAN】にして全世界共通の言葉にしちゃえばいい。
図解するとこんな感じ。

個々のゴールとチームのゴールを重ねる

これがあればそれぞれ違ったゴールを持っていても、同じ方向を向いて活動できる。
それぞれの【エフィカシー】を持って、それぞれの【ゴール】に向かって。
その集合体が『チームのゴール』だ。

 とまあ、ボクが熱く語ったところで著者の堀田さんには敵わない。
だから是非本を読んでみてください!
ちなみに、本を読む前にもう少し詳しく知りたいなーという人は堀田さんが書いているnoteもどうぞ。

これを読めばボクのnoteなんて読まなくてもよくなっちゃいますけどね笑


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