大切なのは客観的なセルフコントロール
みなさんチームワークしてますか?
No.3代行を事業としてやっているthree.Tのウエツです。
新卒で大手機械メーカーに就職し、友人が立ち上げたベンチャー旅行会社へ転職、その後人生の先輩である方が代表を務める製造業に入り、現在はパラレルワークを法人化。
そんなボクがそれらの経験でわかった大切なこと。
今回はそれについてのお話。
営業という仕事
ボクの一番の武器と言ってもいいかもしれない営業スキル。
それは大手機械メーカーで育ててもらい培ったもの。
様々な先輩がやっていることを模倣しながら、それでもジブン色を出したいと試行錯誤しながらやってきた。
先輩と違いを出すために製造業の町工場へ営業するには不似合いだったけれど、スリムなスーツを来てスタイリッシュに営業しようと思った。
「わかぞう」と思われても良い。
むしろそう思っていただいて、お客さまや先輩方にすべてを教えてもらうつもりで接するよう心がけていた。
だからこそ関係性を築くのにはそれなりに時間がかかった。
それでも最後は様々なお客さまと程よい距離感の関係性を作れていたように思う。
この会社では、営業は自分で時間をコントロールすることが求められた。
サボろうと思えばサボれる。
ただし、サボった分当たり前のように売上は伸びない。
先輩方はそこを上手にコントロールしていたように思う。
このときボクにはすべてが足りなかった。
時間もお金もコントロールする術も経験値も。
だからひたすら吸収することに注力していたように思う。
本社へ異動になってからは、営業企画という第二線の仕事をしていた。
フロントマンとして闘う営業の方のサポートと、販売しやすくなるようなプロモーションや機械の企画を行うのがメイン。
ここでは人をコントロールすることが求められた。
この企画を完了するためには、誰に聞いて誰に動いてもらえばいいか。
そんなことを考えながら並行していくつかの企画を進めていく。
このときボクには心のコントロールが足りなかった。
誰かにために、というお客さまの顔が見えにくくなっていたため、ワクワクするようなことは少なかったように思う。
それでも周りの人たちは大好きだった。
マネージメントという仕事
転職した旅行会社㈱リトルコンシェルでは、他のメンバーがたくさんお客さまを抱える中、未経験のボクはお客さまがいない。
まずはじめに取り組んだことは、社長と共に事業計画を立てること。
そして、次に経理関連の仕事に取り組んだ。
今までやったことのない仕事だけに、大変だったけれど楽しかった。
そして、並行して新しい企画や広報、イラストの仕事なんかもした。
もちろん、営業はメインでやっているため次第にお客さまは増えていく。
そうしているうちに、当たり前のように時間がなくなった。
1日が24時間では足りなくなる、あれ。
結果、様々なことをシステマチックにするための取り組みをした。
効率化に注力して、ひとり情報システム部みたいな感じ。
ここでは会社をコントロールすることが求められた。
まだまだ出来上がっていない会社の理念やシステムなどを考えながら、みんなの意見も聞いて社長と進んでいく。
このときボクにはお金のコントロールが足りなかった。
時間は全然ないが、自分でコントロールすることはできた。
ただ、やはり立ち上げたばかりの会社。
なかなかコストもかけられない。
給料も多くはない。
できるだけ体力と工数で乗り切る必要があった。
チームビルディングという仕事
救ってもらった㈲田中金属は、大手機械メーカー時代にボクが厚意にしてもらっていたお客さまだった。
社長も同年代でとてもしっかりした理念を持っている。
30年以上続いている会社の経営者なので、マネージメントに関してはボクがたくさん学ばせてもらうつもりで入れてもらった形だ。
ボクは何をしていたかというと、簡単にいうとチームビルディングだろう。
社長の右腕は既にいて、会社の業績もそこそこ。
ただし、社長の見据える未来はかなり先にあり、そこへ向かうためにはチームワークが必要となる。
ボクができることといえば、機械や加工の知識、有効的な使い方を伝えるくらいのもんだ。
そこでボクはまず、チームを学ぶためにひたすら現場作業をやってみた。
失敗ばかりだったけれど、上手くいったときはとても楽しかった。
そして、ものづくりはひとりだけではできないんだ、ということを痛感した。
みんなで創ってはじめて商品になる。
だからこそチームワークが必要なのだろう。
ここにいた時間は本当に楽しかった。
みんなでぶつかり合いながら進んでいけば確実に未来は拓ける。
このときボクには時間のコントロールが足りなかった。
朝早くから夜遅くまで思考錯誤しながら進んでいく日々。
㈱リトルコンシェルの仕事もしていたため、帰ってからファミレスで旅行の仕事もしていた。
ジブンでやる(事業主)という仕事
ボクのそれは、たくさん従業員を抱えるような会社ではないため経営者というには相応しくないかもしれない。
それでも、ここまで経験をした上で法人化したボクが、いま自分にとって大切だったんだなと思えるものがはっきりしてきた。
それが
客観的なセルフコントロール
たくさんの自由な時間が欲しいわけではない
たくさんの使えるお金が欲しいわけではない
より心豊かになる仕事がしたいわけではない
ボクに必要だったのは、客観的に自分をコントロールできることだった。
仕事をする時間、家族との時間、プライベートな時間をジブンで決める。
会社で必要なお金、家族に必要なお金を計算し、お金をジブンで決める。
楽しいことばかりでは成長しない、辛いことばかりでは疲弊してしまう、心のバランスをジブンで決める。
これだった。
よくできるね。
大変そうだね。
言われることが多くなった。
曜日なんて関係なく仕事をしている。
潤沢に資金があるわけでもなくヒーヒー言いながら計算している。
あれやらなきゃなーこれやらなきゃなーと日々タスクに追われている。
それでもボクはいま、とても楽しくやれている。
そしてこのnoteを、TM NETWORKの「SELF CONTROL」を聴きながら書いています♪
GOING MY WAY.