『水玉レインボー』
『水玉レインボー』 No.021
初夏の陽射しと快晴
気持ちを少し軽くする
買ってきてくれたマリーゴールド
花言葉は〈変わらぬ愛〉
夏休みの自由工作
夢中で作る背中を眺める
カッターナイフを器用に使うところ
きっとあなた似ね
庭の植物にホースで水やり
息子は私に水鉄砲
逃げる息子に集中放水
空を舞う数多の水玉
徐々に色を紡ぎだす
七色の彩りに心が騒ぐ
煌めきの虹の向こう
あなたに言われたこと
いろいろ思い出す…
“賞味期限、気にし過ぎ”
“ラーメン食べるとき、絶対レンゲに麺を乗せるよね”
“金は天下の回り物!悩む時間がもったいない”
“酒でも飲んで、もっと笑いな~”
気付くと息子は見覚えのある錆びたハンマーを握っていた
“僕、パパみたいな大工さんになるんだ”
流れる水玉を見せないよう、虹を見ながら抱き寄せた
そしてまた水をかけ合う
私は、思いっきり、笑った…
皆さまからのお心遣い、ありがたく頂戴します。 そんなあなたは、今日もひときわ素敵です☆