最強のキャリア戦略を紹介したい。

医学部へ行けるかどうか

医学部へ行けるかどうかが最大のポイントだ。私立大学医学部は異常に高い学費であるため、現実的には国公立大学に絞られる。そのため、自分もしくは自分の子供が共通テストを7〜8科目に耐えられるタイプかどうかかなり早いタイミングで吟味するべきだ。もし、得意科目以外は駄目なタイプであれば、早慶かMARCH関関同立の付属を推奨する。大学付属は大学受験が無いため、英語や資格試験のスペック上げに専念できる。具体的には、英会話、TOEIC、司法試験予備試験、公認会計士、ITスキルなどだ。早慶は無理でも、MARCH関関同立の付属はそれほど難しくはない。だが、それでも落ちた場合は、高専を目指すのが良い。普通科よりも3年も早く工学を勉強できるからだ。ロボコンなど実践プロジェクトも多い。高専から国公立大学工学部へ編入すれば、共通テストを回避できるため、古文漢文や社会科が苦手な人も国公立大学へ行ける。

民間就職の場合

民間就職の場合は、最初の就職先としてはJTCは絶対に避けるべきだ。伝統的な日系企業で推奨できるのは、五大商社とキーエンスだけだ。それ以外のJTCよりは、外資系やベンチャーのほうが良いだろう。ジョブ型雇用で専門性を磨ける企業が良い。オススメはアクセンチュアやAWSなどだ。

転職

30代で、出世ルートに乗れていれば、わざわざ転職する必要性は無い。出世ルートに乗れなかった場合は、JTCのジョブ型雇用の部署を狙おう。例えば、情報システム部や、経営戦略部、法務部などだ。JTCは外資系と比べてぬるま湯なので、リストラされるリスクはかなり低い。もしターゲットにあっても、労組や弁護士を頼れば回避できる。TOPIX 100レベルであれば、係長や課長補佐でも年収1000万円に届くことが多いため、それでも十分ならば、安住すれば良い。満足できない場合は、資格を取ろう。公認会計士や米国公認会計士(US CPA)をとれば、もう一度BIG 4へ挑戦できる。しかし、ワークライフバランス重視ならば、JTCのぬるま湯で妥協するのがベストだと思う。そもそも、年収1000万円以上の場合は、所得税や社会保険料でかなり天引きされるので、労働所得よりも配当を狙ったほうが手っ取り早い。無理にキャリアアップを狙わなくても良いのだ。

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トーマス・レッド(高学歴発達障害・転職王・アマチュア経済アナリスト・ITコンサルタント)
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