なぜ、日本人がアメリカで働くのに、CS(コンピューターサイエンス)と簿記会計が有利なのか?
以前、日本人留学生がアメリカで現地就職するには、コンピューターサイエンス専攻か、もしくは会計学専攻でないと厳しいと書いた。いくら留学で英語を磨いても、しょせんネイティブには勝てない。そのため、営業などで就職するのはほぼ不可能なのだ。高い専門性がないとネイティブを採用するほうがよっぽど合理的だ。
ところが、コンピューターサイエンス専攻で、しかもとびきり優秀であれば、日本人でも現地就職できる。これは、アメリカ経済を牽引するのがIT産業であり、ITスキルが高ければ多少英語が不利でも採用するメリットがあるからだ。
では、会計学はなぜ、有利なのか?それは、BIG4会計事務所のクライアントには、日本企業もあり、日本企業向けの会計や監査、税務サービスの需要があるからだ。これは別に日本人だけではなく、中国企業向けのサービスもあるため、中国人や韓国人にも当てはまる話だ。アメリカ人の唯一の弱点は、外国語が苦手なことだ。英語は世界の標準語であるため、アメリカ人が外国語を学ぶメリットは、日本人や中国人ほど大きくはない。そのため、日本語や中国語を話せるアメリカ人は少ないのだ。そのため、日本企業向けや中国企業向けサービスであれば、日本人や中国人でも就職の可能性がありえるわけだ。これは、複数のYouTubeチャンネルで確認した内容である。US CPAの資格に合格していれば、なおのこと有利だろう。ただし、資格だけではなく、インターンシップで顔を売ることも必要であるようだ。
私のオススメは、会計学とコンピューターサイエンスの両方を勉強することだ。なぜならば、デロイトやPWCなどは、監査業務だけではなく、ITなどのコンサルティングサービスも手がけるからだ。大学院はMBAをとるのも良いだろう。ただし、日本の普通の大学を卒業するよりも、遥かにお金がかかるのがデメリットだ。ただし、上手くアメリカ現地のBIG4に就職できれば、年収は日本よりも高いため、年収1000万円を20代で稼げる可能性もあるだろう。
※参考
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