一流大学卒業生でも資格試験に苦戦する理由
私は、働きながらUS CPAの勉強をしているが、勉強前の想定よりも遥かに苦戦している。理由としては、以下が考えられる。
・勉強時間が十分に取れない
・若い頃よりも集中力や記憶力が落ちている
上記に加えて、この手の会計や法律の試験特有の難しさもある。イブリースさんも書かれていたが、大学受験の問題は、面白いものが多い。私は英語と世界史が大好きだった。特に世界史は、壮大なストーリーに魅了され、大学受験レベルを超えていたのは前に書いた通りだ。私は第一志望は一橋大学だった。数学が多少苦手だったが、世界史で埋め合わせできると思ったが、そこまで甘くはなかった。第二志望の慶應経済に入学した。
だが、会計や法律にストーリーは無い。かなり細かい会計原則や論点、法律の解釈や判例を覚えなくてはならない。ストーリーではなく、細かい論点をつぶしていけるかが重要なのだ。これが厳しい。これは、IT系の資格試験も同じだ。SAPは、モジュール別に設定方法を覚えなくてはならない。AWSも、設定方法や閾値など覚えなくてはならない。
これを踏まえると、若い頃から会計・法律・ITなどを勉強するか、最低でも興味は持たないと、オワコン人材になるのではないかと思う。そのため、息子には幼少期からスクラッチのプログラミングを勉強させていた。今では自分でゲームを作成できるレベルだ。
何度も書いていることなので、耳にタコかもしれず、恐縮ではあるが、明確に「即戦力スキル>学歴」の時代になりつつあると思う。
IT、会計ファイナンス、法律、英語、マーケティング。このうち、二つは身につけておかないと厳しいだろう。