IQ・発達特性と得意分野

ずんだ東大地理さんのブログ記事がとても興味深い。一般的には、各種IQの数値は、大学受験や仕事の出来不出来と大きく関連すると考えられている。ところが、ずんだ東大地理さんは違った。

言語知能が高いから国語が得意かと思いきや、、、国語は東大二次試験ではそれほどとれず、苦戦が予想された数学や地理はまずまずの得点を達成しているのだ。IQも、必ず試験の点数と相関するわけではないことを示している。

私はIQ検査を受けたことはないが、言語は高く、空間認識は低いと思われる。だが、空間認識は低いのに、静止画を覚えるのは得意なのが不思議だ。資料集などはイメージを覚えることができる。
※ちなみに、私の母は、空間認識と言語の両方に強い。2級建築士だが、本を年間100冊以上読むような人だった。私の言語能力は母親譲りだ。空間認識はどこかへ消えたらしい。

私の場合も発達障害傾向があり、ADHDが強く、ASDも少しあると思われる。ADHDの特性で考えている時間が普通の人よりも長い(睡眠中以外は何かしら思考している)。ただし、考えがあれこれ散らばるので、長時間の集中は苦手だ。色々なことをバラバラと考える傾向がある。ASDの特性もあり、アニメ、ゲーム、英語、世界史、政治経済、情報システムなど、特定分野に強い興味を持つ。これが受験や仕事のスキルに良い影響になった。

ずんだ東大地理さんの場合、IQのバラツキを、ASD特有の、特定分野への強い興味で挽回し、地理を得意分野にしたようだ。

そして、私の息子もそのような傾向がある。息子は英語、地理、理科が得意だ。英語は幼少の頃からの先取り学習のおかげだが、地理は鉄道とゲームの桃鉄で得意になった。理科はもともと理系に特性があるからだろう。息子はものづくりも強く、パズルや鉄道模型を作ったりしている。

IQや発達の特性は、まだまだ完全な解明はなされていない。俗説にとらわれず、上手く自分の能力を伸ばすことが大切だと思う。

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