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分子担体情報から電子担体情報への展開

スマートグラスAI〜最近ちょっと流行ってきた新しい流れ - YouTube

 メタバースはシミュレーション世界なのかどうか?  身体的質料的次元にとってはシミュレーションであっても、構築された仮想世界・世界モデルに、主観意識がリアリティを観てしまうと、仮想性、類似性という様態の作用に、留まらなくなるのではないでしょうか?(映画『マトリックス』のように)
 言葉の世界では実際その問題が常に発生しており、SNSでの誹謗中傷で精神的ダメージを受けてしまう事もありますが、これはSNSさらにメタバースでの話でなく、もともと古代から言語コミュニケーション・ネットワーク社会で発生してきたことで、噂話で傷つくなどということはありました。
 分子担体情報のプール内ではウィルスの作用などで発生するインフルエンスと同じく、電子担体情報(言語も脳内で処理される情報としては電子担体情報に変換される)のプール、即ち、ただクラウドというものだけでなく、個々の人間の脳をエージェントにして結節されたネットワーク(今やAIもそこにある)全体のプールでも、実質的作用のインフルエンスを発生すると思います。
 表象記号、言語、粘土板・羊皮紙・パピルス…文字、印刷、電話通信、パーソナル・コンピューター、アシスタントAI、スマートフォン、スマートグラス、(カーツワイルの言う)脳内ナノロボット等々とインターフェースの進化を観ることができますが、意識のアップロードに至っては電子情報プール内に意識を浸らせるような状態になると、個人が普遍化すると思います。生物が遺伝情報を固有なものとして保持していたような細胞膜・壁がなくなった状態で、情報プールに浸るような状態になる気がします。

 こうしてみると、情報進化過程は確実に人間という過渡期の存在において、分子担体情報から電子担体情報への展開を進めている気がします

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