フォロワーシップを救いたい
商品企画に携わっていたころのエピソード。
アイデア出し→仮説検証→ブラッシュアップ、、
企画をしていると、このサイクルを
どこで止めるか、悩みますよね。
案の定、当時私が企画していた商品企画も、
より良くしたい一心で、このグルグルが止まらない、、
企画の進捗を確認する会議では、私の居ないところで、「あいつにいつまでやらせんだ、、」と他の部門のマネジャーが、私の上司に言っていたそうです。 上司の管理が悪い、と。
でも、その上司は、そんなことを一言も言わず、
「検証のため顧客にヒアリングにまた行きたい」と言う私を、
「気が済むまでやってきなさい」と笑顔で送り出してくれました。
そのときのヒアリングがポイントになって、
「よし、これで行こう!」と企画がまとまりました。
その後、商品化までのさまざまなプロセスを経て、世に送り出されたその商品は、
気に入ってくれる方も多く、
少しは世の中の役に立ったかな、と思っています。
・・・だけど、この話には続きがあって、
商品が世に送り出されるまでの間に、
その上司が、他の部署に異動になってしまったのです。
確かなことは聞いていませんが、「企画の管理不足」も理由のひとつにあった、とか。
もし仮にあのとき、ヒアリングに行きたい私を止めていたら、その商品は世に出ていなかったでしょう。
立場は上司と部下でしたが、
あのとき上司は、商品企画をリードする私の「フォロワー」でした。支えてくれていました。
でも、それはなかなか他の人からは見えない。
こう言う立場の人が居るか居ないかで、
世の中は変わるのでは無いか?
どうすればフォロワーシップが評価されるようになるのか、考えるようになった、ひとつのきっかけになりました。
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