World Signs 世界の標識・看板（14）/ いい感じの戸口（14）～フランス・パリ
パリのメトロの入り口といえば、World Signs(5)のようなアール・ヌーボー・スタイルが有名ですが、こんなミッドセンチュリー風のものも。ここは19区Place des fetes駅。フランスではエスカレーターが雨ざらしになっているところも少なくありませんが、ここではしっかり屋根がついていて、その屋根が、角の丸い三角形のように突き出ています。"ENTREE"というのは「入口」の意味。一画一画が分割された文字、Ｅの真ん中の棒が上に寄せてあるところ、Ｒが頭でっかちなところなど、とてもチャーミングです。
真正面から見るとこんな感じです。屋根の突き出た角の部分の下に、同じく突き出るように柱と表示板があり、その両側に開口部があります。
反対側。こっちも"ENTREE"（入口）になっています。もちろん出口としても使います。コロナ禍の時は戸惑ったかもしれませんが・・・。この写真は10年以上前に撮影したもので、その後文字の周りが赤く塗り直されたようです。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？