障害ってなんだろう

私は現在、適応障害と不安障害とともに生きています。
現在大学生、まだまだ未来はこれからなんですかね。


さて。
今日のテーマは「障害ってなんだろう」です。

大学の専攻柄、「障がい」という言葉をどう捉えるか、また「障がい者」をどう見るか、自分なりにたくさん向き合ってきました。
とはいえ私はまだ大学生ですので知識も社会経験も乏しいです。こんなテーマを語るのにはまだまだ未熟かもしれません。

でも、「精神障害者」と呼ばれる部類に属するようになった今だからこそ書けるような何かがあるんじゃないかと思ってしまいます。

人それぞれ、様々な考え方があって良いテーマだと思います。ゆるっと読んでもらえたら嬉しいです。これ以降の記事内容で不快に思われてしまう方がいらっしゃいましたら、それは申し訳ないです。


まず大前提として、私が今まで向き合ってきた「障害」の中には精神障害は入っていないように思います。存在を知らなかったのではなく、単純に大学で学ぶ内容が知的障害や発達障害、肢体不自由、視聴覚の障害などの「脳や身体の器質的・機能的障害」だからです。
障害について考えるとき、今まで心の障害まで気は届いていたでしょうか?答えはNoです。未熟です。

私は今のところ発達障害の診断もありませんし、五体満足で生きています。学んでいる障害には当てはまるものはありません。
当事者ではない状態で考える障害観は、
「障害は、特性によってその人が生きていくうえで抱える困難のこと」
でした。

私はもともと「障害は個性」には割と反対派です。
もちろん個性として捉えられる部分も多くあること、個性とすることで受容できる部分も多くあることもわかっている上で、です。

でも、個性だけで片付けられない障害もたくさんあって。
病気で死にゆくことが個性なの?知的能力が低くて社会に適応できないことが個性なの?意思表示がうまくできないことが個性なの?
私はそうは思えませんでした。

だから、障害による特性によって困難が生じたらそれは「障害」なのかな、と。

ここまでが、適応障害・不安障害の診断を受ける前の私の考えです。まあこの考え方をする頃には症状に押しつぶされる日々を送っていましたが...)


さあ、それでは。
自分自身が「精神障害者」だと医学に基づいて客観的に判断された今の私はどうでしょうか??

本当に私の主観でしかないのですが、私のもともとの障害観、あながち間違ってないように思ってしまいます。
そんなの当たり前なんですけどね。自分の考えなんですから。

はっきり自覚している「困難」のいくつか、紹介しますね。
※あくまで私の症状であり、すべての患者様に当てはまるわけではありません。

・電車に乗ろうとすると息苦しくなる
・食欲がなく、食べる量が明らかに減った→体重減少・栄養不足
・体が重すぎる
・疲れすぎて何もできない、何かしたあとは倒れこんでしまい動けない
・集中力がもたない、文字が読めない
・漠然とした不安感に襲われる
・未来に希望が持てない、失望感
・眠れなくなる(入眠困難、途中で眠りが途切れる)

日常生活に支障をきたしている状態です。周囲の助けを借りて生きています。日常生活が「困難」になるのです。

私自身、もともと精神障害への悪い偏見はないので(知識不足は大量です)、自分の病気も割とすんなり受け入れています。


当事者になって考えが増えた部分は、「”障害”と”障がい”どっちが適切か問題」に関しての考え方ですかね。

私はです。あくまで私はですよ?

正直、どっちでもいいです。どっちでもいいどころか、どうでもいい。

なんか、健常者に考えてほしい・配慮してほしい部分ってそこじゃないんですよね。そんな細かい表記なんてどーでもいいですって思っちゃうかなあ...。みなさんどうですか?

表記よりも、差別の目とか理解のなさとか、そっちなんですよね。
表記を工夫することで無意識のうちの差別的思考にも働きかけようとするのはわかるんだけどもね。
根本変わらないと、人間何も変われないから。私だけ?

「理解すること」は、後々別記事で書きたいです。良ければお待ちいただいて、お付き合いくださいな。
アップされるのはいつごろになるやら。



かなり、自己中心的な障害観になっていると思いますが、これがひとりの現役女子大生の障害観です。
本当にあくまで私の場合なので、賛否両論あるとは思いますが、私は精神障害と共に生きながらこれだけ自分の考えをまとめられたことが嬉しいです。

みなさんの障害観はどのようなものですか?私の意見に賛成でも反対でも別意見でも、一度考えてみると、もしかしたら今の人生をより豊かに生きられるかもしれませんし、周りの人に寄り添えるかもしれませんね。


これから先の未来が、あなたにとって素敵なものでありますように。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。