福岡一の商業エリア天神・大名界隈の飲食事情(コロナ自粛開けの今)6/19
自粛開けの6/1〜の福岡天神・大名界隈のお話をしたいと思います。
結論から言うと厳しい。
と言うことでどのような状況かと言うことを上げていきたいと思います。
・平日の人出が少ない。4割程度。
そのため、人気店が満席でそのほかのお店には1組や2組、ノーゲストといったお店がたくさんある。(1階の路面店ベース)
・22時以降の人出が少ない。2割程度。
引きが早く1件目の利用で解散するお客様が多い。また、21時以降の1件目来店が非常に少ない。特にサービス業従事者が動いていない。自粛での休業により賃金の低下や今後の不安感があるのかもしれない。
・週末は6〜7割程度の集客
人気店やコミュニティーをしっかりもっているお店に集中している。そうでないお店と明暗がくっきりと分かれている。ただし、平日同様引きは早い。
・グループは少なく。2〜3名単位での動き。
本当に仲がいい同僚や友達といった単体での行動がほとんど。特に週末は普段であればグループで街を歩く姿や、飲食する姿が多いのだが現在は本当に少ない。
・飲みに出ている人は男性率が高い。
福岡は男女比率が半々に近く、飲み屋も女性比率が割と高いのだが、出歩いている人の多くは男性。女性の方が意識が高く警戒心も強いのか割合的にはかなり少ない。これは自粛中は顕著で女性はほとんど出歩いてなかった。
・アルコールや検温、スタッフのマスクなどなどいろんな対策をとっているものの、ソーシャルディスタンスに関しては緩くなってきている
自粛中の営業、自粛開け直後はソーシャルディスタンスを意識した運営をされていたように見受けられたが、それが緩くなってきた。ピークタイムが短い為、その時間に入れれるだけ入れているといった現状。
・自粛要請が終わった後も空いていないお店がある。
今回のコロナ期間中に閉店したお店もあれば、張り紙での案内がされたまま営業を再開されていないお店も多々ある。
・ほとんどのお店が昼のテイクアウトをやめた
コロナ前にランチ営業をしていたお店以外でコロナ自粛中にテイクアウトを実施していたお店のほとんどはテイクアウトを終了。人気店はテイクアウトを継続しているお店が多い。
・夜のテイクアウトは継続しているお店が多い
昼はやめたお店も多いが、夜はテイクアウトを継続しているお店が多い。
・最後にみんな楽しそう🎶
窓を開けて営業しているお店も多いのですが、そこから漏れて来る話し声笑い声、笑顔。まじで楽しそう!やっぱりこうでないと。
以上、街の状況です。
で、毎日街の様子を見てきてわかってきたことがあります。
コミュニティーと発信力があるお店が強い。
この厳しい状況の中どんなお店に人が入っているのか?
お客様とスタッフ、客様同士。
お店を介したコミニティー。
この繋がりが強いほど、今回のコロナ開けでいく動機になっていて、
戻ってきたお客様同士、スタッフとのコミュニュケーションで
再び「やっぱり楽しい。また来る!」のループが起きている。
コミュニティを持っているお店は強い。
また、コロナ期間中にお客様が望んでいる新たなサービスを開始し
それをお客様が気づいてくれるように発信し続けているのか?
仲の良いお店で集まってテイクアウトを盛り上げたり、
新しいサービス(焼き鳥の焼き台のレンタルなど)を提供したり、
独自のデリバリーをしたりと、いろんな施策を実行しながら
それを発信し続けているお店は強い。
コミュニティーと発信力が強い店ほど強かった。
そしてもう一つすごいと思ったこと。
それは、飲食従事者以外の方の飲食愛!!
福岡は飲食店のレベルが高いというのは間違いないと思ってました。
でもこれって飲食店のレベルだけではなかったと改めて感じた。
お客様の飲食愛がすごいからレベルが高いんだ。
今回飲食店も頑張ったのですが、
それを支えてくれる人々が本当に素敵だった。
テイクアウトのサイトを支援をしてくれる方。
テイクアウトの場所を無償提供してくれる方。
ドライブスルーなる企画を作り運営してくれる方々。
わざわざ遠方から応援に駆けつけてくれる方。
みんな大変なのに、たくさんの支援と応援をいただいた。
本当にすごいなと。
福岡の飲食レベルの高さはお客様が作っています。
2波3波と予想されますが、福岡の飲食店は負けませんよー。
負けるわけにはいかないですよね。
この逆境を楽しんで乗り越えよ。
それではまた。