歌島DIY日記#39「しよてろ降臨！」

はいさい、今朝8時頃に突然メッセージがありまして、パーリー建築・フロントマン改め喫茶ミラクル・バイトリーダー格下げの宮原翔太郎 a.k.a しよてろが尾道に慰労に来てくれたということで、手伝ってもらいました。

午前中は選挙の話やこれからの話等いろいろとダベり、今日はディスクグラインダーをヒロくんに借りたので、タイルカッティングという山場を乗り越えます。みくの左手に持ってるヤツ。

早速しよてろ号で歌島に上陸です。だけど、いつも車で来ないので、どこで曲がればよかったかな。

そうそう、ここです。「富浜」の交差点です。ここを左に曲がって、LAWSONが見えたらまた左です。車で来られる方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。

一先ず、モモハウス（桃の家）さんに駐車させてもらって、歌島スラムストリートを練り歩く二人。

とりあえず、現場に着いたら、先日宮本本店さんで購入した「スーパーリトル 1.0」という刃を取りつけることに。

そして、切断する幅を測って、鉛筆で印をつけます。全部、やらせるわたしたち。

いざ、尋常にタイルカットに挑戦。見て、素手だよ！頼もしー！

パワープレイ工業社訓「一、いちいち軍手を着用するなかれ」

ぎゅぃぃぃぃんと回転する刃。そして、男しょうたろう。

「なにこれ。全然切れないんだけど……」

笑えるくらい、切ない顔をするしよてろ。

「もしかしたら、裏からのほうが切れるかもしんない」そう言って、切り始めたしよてろですが……。

うんともすんとも言わないタイルにもはや笑うしかないしよてろ。

その時、しよてろから「これ、タイル用じゃないでしょ」という鋭い指摘が。わたしたち、素人判断なので、なんで金属切れるもんでタイル切れないんだよとか言っちゃうタイプの人たちです。

短い協議の結果、再度宮本本店さんに行って代替品を買うことに。思い立ったが吉日。

宮本本店さんにちゃんと「タイル」って書いたやつがありました。刃の厚みがあったので、見送ったやつです。ぐぬぬ。

1枚160円しかしなかったので、とりあえず1枚買ってみました。記念撮影。あら、いい顔の二人。

さあ、これでうまく切れるはず！いや、切れてくれ！めんどくさいから！

「お、切れるよ！」と喜びの声を上げるしよてろ。

束の間。「あ！」

こんな感じで割れちゃいました。

作戦を変えて、溝を掘ってから、折る作戦に。わたしたち、ペン型タイプのタイルカッターを持っているのです！ムダじゃなかった！

軽ーく溝を入れて、折ってみようとします。ところが、ぐぐぐ……。

「かてー」

立って、やってみます。

「いや、かてーな！」

「かてーよ、折れねーよ」のしよてろ。

溝がちょっと浅かったのかもしれません。

そこで、今度はみく発案で、上からハンマーで叩き割る作戦に変更。やっと出番ができたゾ！

こんな感じで割っていきます。

これが、大正解！概ねきれいに割ることができました！

お次は割ったタイルを貼っていく作業。

仲睦まじく、貼っております。

「押さえるのは、おれに任せろ」と謎の意気込みを見せるしよてろ。女を昇天させるという噂の自慢のゴールドフィンガーでいやらしく押さえてくれます。

ポルノ男優さながらの嫌らしい顔つきで押さえるしよてろ。

いつもは二人しかいないので、こんな貴重なショットも撮ってもらいました。

「もはや林家ぺー・パー子だね」と言われましたが、思ったほどピンクじゃないよね。

なんだかんだで1、2時間程度で前面のタイルは貼り終えました。仕上がりは、こんな感じ。

ぎっちぎちのところもあったり、途中下地が凸凹だったので、そこに無理矢理パテを埋め込む「パテ工法」が登場したり、やっぱりパワープレイが炸裂しましたが、まあ、別にだれも気にしないでしょう。

午後2時を回る前には、しょーちゃんが行きたいと言っていた因島の「椋浦ダ・ファミリア」に見学に行くことに。ここは大樹さん・キスミーさん夫妻がいつかオープンする予定のブックカフェになるとのこと。楽しみです。

到着すると、そこにあったのは結構な感じの空き家。傷みもところどころ見受けられましたが、細部はやはりアーティスティックな感性が光ってました。入り口までの石もカラフル。

行くとキスミーさんと大樹さんの弟さんのたかちゃん、キスミーさんの娘さん・ゆもちゃんがお出迎えしてくれました。

話も早々に、物件のお悩み相談が始まりました。どうやら外に面しているアルミサッシがキスミーさんのお眼鏡にかなわないとのことだったので、二つ返事ではずすことに。

こんなもの、朝飯前ですよ的なノリでサッシを外しにかかる二人。なにしろ、わたしたち、パワープレイ工業1期生なんで。

パワープレイ工業社訓「一、思い立ったが吉日と心得よ」

仕事が早いので、キスミーさんも大喜び！ちなみに、キスミーさんはわたしの高校の先輩です。縁が深い！

とりあえず、外したサッシは指定の場所へ。

こんなもんはビスでついてるだけですよね。

構造がわかってたら、外すのは簡単です。

はい、取れましたー。ちなみに、キスミーさんとお友だちでやった時は、3時間ぐらいかかったそうです。いや、どうやったらそんなにかかんの？笑

サッシもビスを揉んだら簡単に分解できます。

サッシが外れたら、この開放感。

今度は、左側にちらっとだけ見えている天井部分を落として欲しいとのこと。私服で解体はさすがにわたしも怖じ気づきますが、宮原翔太郎はそんなやわな男ではありません。

ハンマーで叩いたら、ずぅぅぅぅん。砂埃を一身に浴びるしよてろ。

パワープレイ工業社訓「一、砂埃は呼吸を止めてしのぐべし」

その後も、決して攻めの姿勢を崩さないしよてろ。「漢」と書いて「おとこ」。

がんがん引っ張ったおかげで、見事下に落ちました！

パワープレイ工業社訓「一、基本的に体重をかけて解体すべし」

その後も、二人掛かりで手早く解体していきます。キスミーさんからは素手でマスクも着けないわたしたちに感嘆の声。

パワープレイ工業社訓「一、丸腰でも怪我するなかれ。万一怪我をした時は舐めて治すべし」

夕方4時頃に作業終了。自分たちの場所も終わってないのに、よそのDIYを手伝えるその心のゆとりを密かに誇りに思っております。

なんだかんだで、盟友しよてろが来てくれたお陰で随分捗ったし、交流もできました。いろんな話をして、複雑な社会状況だけども、それでも前を向いて歩いていくしかないと再確認する一日でした。

しょーちゃん、ありがとう！いっつも、来てくれるから今度はわたしたちが浜村温泉に行かなくっちゃね！