
働く時間外をどう活用するかで未来が変わる!
どうも、中村です!
「1万時間の法則」という言葉、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。「何かでプロフェッショナルになるには、1万時間の練習や経験が必要だ」というものです。僕自身も肌でそのとおりだと感じています。
「1万時間」という数字は、心理学者のマルコム・グラッドウェルが広めた考え方がベースになっています。彼は、スポーツ、音楽、ビジネスなど、あらゆる分野で成功した人たちを調べました。すると、成功者たちの共通点として、「1万時間に相当する努力」をしていたことがわかったんです。
ただ、働き方改革が進んだ今、その1万時間に到達するのは一筋縄ではいきません。たとえば、週40時間働くフルタイムの仕事でも1年で約2,000時間。単純計算では、5年かけてやっと1万時間に到達します・・・。
でも、働き方改革の影響で短時間労働や副業が増えている現代では、1万時間に達するまで10年以上かかるケースもあります。その間に時代が大きく変わり、自分が学んでいたスキルが時代遅れになるリスクも考えられます。
だからこそ、「働く時間」だけに頼らない「働く時間外」をどう活用するかが、これからのキャリアにおいて非常に重要になってくると思います。
働き方改革時代における「1万時間の法則」
働き方改革によって、労働時間の短縮が進み、ワークライフバランスが重視されるようになりました。一見、時間にゆとりができて良いことのように思えますが、「経験を積む時間が足りない」「もっと働きたい」「もっと実務をこなしたい」という声も耳にします。
たとえば、デザイナー志望のAさんが、1日8時間の勤務で週5日働くとします。それでも、年間の総労働時間は約2,000時間。その中でデザイン業務に使える時間はもっと少ないかもしれません。副業やパートタイム勤務であればなおさらです。Aさんが1万時間を達成するのに、10年以上かかるとしたら、その間にデザインツールやトレンドが大きく変わってしまう可能性があります。
ちなみに1万時間に到達する時間は次のとおりです。
1日1時間 → 約27年かかる
1日3時間 → 約9年かかる
1日8時間 → 約3年半かかる
昔は長時間労働が当たり前だったので、3年くらい会社勤めすれば1万時間に達しましたが、今は「働き方改革」によりそうもいきません。
となると、1万時間という「量」だけに頼る働き方では、プロフェッショナルになる前に時代の変化に置いていかれるリスクが高まっています。
時代の変化に対応する「時間外活用」
では、どうすれば効率よく成長し、時代の変化にも対応できるのでしょうか。その答えは、働く時間外を「学び」の場として活用することです。働く時間に依存せず、自分の成長をデザインするための工夫が重要になります。
隙間時間を最大限に活用する
忙しい毎日の中で「学ぶ時間を作る」のは簡単ではありません。でも、まとまった時間を取れなくても、隙間時間をうまく使うことが重要です。
(通勤時間)
→オーディオブックやポッドキャストでインプットする
(ランチタイム)
→軽い読書やオンライン動画を見る
(夜の30分)
→学んだことをメモにまとめてアウトプット
などなど。
アウトプットを前提とした学びにする
学びはインプットだけでは足りません。アウトプットすることで、知識やスキルが確実に身についていきます。
(日記やブログを書く)
→学んだ内容を自分の言葉で整理する
(SNSでシェアする)
→簡単にまとめて発信することで、他の人のフィードバックを得る
などなど。
これからの時代を生き抜くためには、働く時間外の過ごし方が大きな差を生みます。短い時間でも密度を高め、常に変化に対応できる自分を磨いていきたいものです。「働く時間外」の自分が未来をつくるのです!
それでは、また!
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