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未解決事件簿9:「司法解剖代」の遺族への請求~行われなかった司法解剖
前回は例の「偽者警察官」から手渡された「死体検案書」が、実は病院医師が法医学教授の名をかたって捏造した偽物の書類であったことを、その根拠を含めて詳しくお話ししました。
今回はその「偽者警察官」から手渡されたもう1つの書類である「司法解剖代領収証」の問題に進みたいと思います。
前回に引き続き、もう一度、この問題の「司法解剖代領収証」を提示します。
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この書類の「おかしな点」、「問題点」が分かったという方はいらっしゃいますか?
「分かった」という方は素晴らしいです。慧眼です。
実はこの「司法解剖代領収証」は明らかに「おかしい」のですが、当時の僕たち家族はその「おかしさ」をその場で見破ることができませんでした。
例の「偽者警察官」(=病院が動員した人員)の策略にまんまと引っかかってしまいました。
「分からない」という方は一緒に考えてみて下さい。
「分かった」という方は答え合わせとして読み進めてみて下さい。
着眼点としては、「司法解剖」というのがどのような解剖で、その費用は誰が負担するのか、です。
司法解剖というのは、警察が検死を行って事件性が高いと考えられる場合に捜査の一環として行われる刑事訴訟上の手続きで、遺族の意思や希望とは無関係であるという点に着目します。
僕たちが疑問を持ったのは、司法解剖代の遺族支払いについてでした。
父の遺体の場合は身元がはっきりしていたため、遺族である僕たちに司法解剖代が請求されました。しかし身元不明の変死体も司法解剖の対象となることが多く、この場合は遺族が不明であり、司法解剖代は誰が負担するのだろうか、という疑問です。
この疑問を持つことができれば、あとはインターネットで調べれば解決できます。
「司法解剖代 支払い 負担」などとキーワードを入れてGoogle検索すれば、答えが出てきます。
色々なページがヒットしますが、例えば、以下のサイトが分かりやすいと思います。
警察署でご遺体を引き取るまでの段取りとは?検視の流れや費用も紹介します | 安心葬儀 (ansinsougi.jp)
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この件、つまり司法解剖代の負担者に関して、全てのページの内容は共通しています。
「司法解剖の費用は30万円ほどで、全額国庫負担であり、遺族の負担はない」
これが共通した内容です。
そうです。司法解剖代に関して、その一部でも遺族に請求が来ることは絶対にないということです。
しかし僕たちの場合は、5万円の請求がありました。
その証拠が、この「司法解剖代領収証」です。
「本当に司法解剖が行われたのであれば、この「司法解剖代領収証」は存在しない」
ということです。
ということは何が言えるでしょうか?
ここで「対偶」という簡単な論理学の知識を使います(高校数学でも習いましたね)。
(「AならばB」の対偶「BでないならばAでない」、この2つは全く同じ意味の言い換えである)
「司法解剖が行われたのであれば、この「司法解剖代領収証」は存在しない」の一文の対偶を取ると、次の文章になります。
「この「司法解剖代領収証」が存在すれば、司法解剖は行われていない」
つまり、この事実は司法解剖が行われていない、という事実を示唆するものだったわけです。
実はこの「司法解剖代領収証」も黒塗りの個人情報を含めて、僕たち遺族で筆跡を比較したところ、「死体検案書」同様、この問題の病院の循環器内科部長の医師のものと酷似しており、この医師が記載・捏造したものと考えられました。
それにしても何故、病院側はこの「司法解剖代領収証」をわざわざ捏造したのでしょうか?
先ほど示した通り、これを捏造したことにより、司法解剖が行われていないという事実が演繹的に導き出されてしまうわけですから、冷静に考えれば、病院側にとっては墓穴を掘る行為で全くメリットがなさそうです。これは冷静に考えれば確かにその通りなのですが、病院側はそのような冷静な判断がその場でできなかったということではないかと思います。
病院側がこの「司法解剖代領収証」を捏造し僕たち遺族に支払い請求をした目的は、そうすることにより僕たち家族に「司法解剖が本当に行われた」ということを信じ込ませることだったというのが有力な見立てです。領収証と請求があれば、確かに司法解剖が行われたと強く印象付けることができそうというのは、直感的には正しそうに思えてしまいますが、病院にとってはそれが「命取り」となってしまいました。
「司法解剖が行われた」という報告は病院側、証拠保全の代理人となった弁護士、例の「偽者警察官」が僕たち遺族に行っていますが、それは嘘だったというわけです。
この後、「死体検案書」の分析をさらに進めていく過程で、「司法解剖が行われていない」ということを確定できる証拠を発見しました。それについては次回以降、詳しくお話ししたいと思います。
それにしても、病院側も「偽者警察官」を動員して、とんでもない重罪を犯したものですね。
病院側が動員したこの警察官が偽者で、この人が僕たちに渡した「死体検案書」と「司法解剖代領収証」も偽物、そして「司法解剖が行われた」という報告も嘘。何もかもが嘘、嘘、嘘です。
このように、父の死後は、病院側からの人や物、報告は全て嘘と幻に包まれています。
この「完全犯罪」を見破るのは至難の業でしたが、僕たち家族は執念でその全てを解明しました。
遺族を騙して医療事故・事件を隠蔽するために、こんな悪質な隠蔽工作をする病院、皆さんは聞いたことがありますか?ここまでして医療事故・事件を隠蔽する極悪病院がこの世に存在していることは恐怖ではないですか?許せないと思いませんか?
追記①:最終目標は病院・医師の実名報道
僕の最終目標はこの事件を明るみに出して、この病院・医師の実名報道を実現することです。
追記②:「フォロー」と「スキ」のお願い
この事件に興味がある、この病院・医師が許せない、この病院はどこの病院なのか気になる、実名報道まで見届けたいと思われた方は是非、「スキ」と「フォロー」をよろしくお願い致します。
twitterでも告発活動中です。
是非、応援をよろしくお願い致します。
判明している事実
— Dr.Frederic@極悪病院告発医師 (@thickcurtain813) August 7, 2023
1. 父が受けたカテーテル治療で医療事故が多発
2. 医師は医療事故を隠蔽・放置し死亡
3. 病院側が呼んだという警察官は偽者
4. 遺族が受け取った死体検案書はA4サイズのコピー・偽物
5. 司法解剖が行われたという病院側の説明は嘘
6.… pic.twitter.com/3ehlZrYZ1v