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2022年冒険の準備:Fanza Adult Comic Award

2021年やった主なこととして3つの報告をしているのですが、その3つ目がこのFanza Adult Comic Awardです。

Webtoon、縦スクコミックはアプリで展開されている都合上、強いレギュレーションで縛られています。GAFAによる規制の代表的なものなのですが、「刺激的な表現のあるマンガ」はマンガ文化とマーケットがここまで大きくなるにあたって重要な役割を果たしたことは間違いありませんし、これからも守っていくべきものです。

なかでも「エロ漫画」「アダルトコミック」「成人マンガ」……様々な呼び方がありますがいわゆる「えっちなマンガ」は同人でも商業でも多数の作品が多数の作家によって執筆されてきた巨大な1ジャンルです。

なのに。

賞がないんです。えっちなマンガを讃える賞が。

そこで自分はDMM.comを通じてエロスの殿堂であるFANZAにえっちなマンガを讃える賞の創設を持ちかけました。

1年でいちばんえっちだったマンガを讃える賞を作りましょう!!!

こだわりは3つです。

① ヘビーユーザーに決めてほしい!
えっちなマンガは実に多くの作品が発売されていますし、えっちなマンガに限らずとも「一番」を決める以上、なるべく多くの作品を読み込んだ人に決めてもらうのが一番いいと思います。そこでFANZAのヘビーユーザーの皆さんにアンケートを取らしていただき、そのデータでアワードが決めるシステムにしてもらいました。えっちマイスターの皆さんが思う一番興奮した作品がどうしても知りたい!!!

② いちばんえっちな「話」が知りたい!
一般的なストーリー漫画に対してえっちなマンガは「読み切り」中心の文化です。1話の中に興奮を詰め込む手管こそえっちな漫画が育んだ至高のテクニック!
読み切りを集めたアンソロジースタイルのコミックも多いですから、もちろんコミックス全体としての素晴らしさがあることは承知の上で、「いちばんえっちな話」にこだわって「話」に対してのアワードにしてもらいました。
知りたくないですか?今年いちばんみんなが興奮した「話」や「回」。

③ この世でいちばん正直な売上も!
ヘビーユーザーが決定するアワードとともに、FANZAでの売上ランキングがよかった作品も発表してもらいます。「話」へのアワードが有識者たちの決めるコアな作品だとすれば、売上はまさにユーザーたちの総意による人気作の証。こちらも当然素晴らしいえっちなマンガであることは間違いありませんので、売れたマンガはマンガでみなさんに知ってもらって、今年のトレンド感などを楽しんでほしいと思っています。えっちな作品のランキングって嘘偽りのない世界一正直なランキングだとぼくは思っています!

ということで来年2月ごろの第1回発表を目指して着々と準備中です。

表現規制の問題が各所で語られている昨今、ゾーニングされていることは前提として、あらためて我々には刺激的な作品を描く自由も、もちろんそれを読む自由も担保されていることを再確認できる場をひとつ増やす仕事をFANZAさんと共に行えることができてすごく光栄。

とはいえなにぶん初めてのこと。最終的にどういう形に着地するのかは未知数なのですが、いやー楽しみです。

年明けから更なる情報がFANZAさんから出ていくと思いますので、興味を持っていただける方、どうぞよろしくお願いいたします!

以上、2021年、自由人になって最初の1年間やっていたことのいくつかを報告させてもらいました。
いろんなところで役に立ったり、好きなことをやる自由人、すごく楽しいので2022年はさらに幅を広げたり深掘りしたりして、自分の楽しいことが増える、みなさんの面白いことが増やせる、そんな1年にしたいと思っています。

それではみなさま今年もありがとうございました。
良いお年をお過ごしください

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竹村響 Hibiki  Takemura
twitterはこちら https://twitter.com/pinkkacho

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