MagSafeバッテリーパック
みなさん、こんにちわ。
今日は巷でも発表されると「Appleがモバイルバッテリー?」、や「容量小さくね?」など、良い意味でも悪い意味でも話題になった、MagSafeバッテリーパックについてです。
これを読めば、MagSafeバッテリーに詳しくなれるかも!?
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概要
今回Appleより発売された「MagSafeバッテリーパック」は、iPhone12シリーズ以降にセッティングできる、「MagSafe(マグセーフ)」と呼ばれる「磁力」で本体に接続して、そこから何かができる機能を使った、バッテリーです。
通常のモバイルバッテリーは線を繋いで充電するものばかりでしたが、ここ数年でワイヤレス充電の機能を使った充電も普及し始めています。
今回のMagSafeバッテリーはそのワイヤレス充電の規格を使ったモバイルバッテリーとなります。ワイヤレス規格の名前は「Qi(チー)」です。
MagSafeであれば、Qiの規格で、磁石でピタッと付いてくれるので、ズレたりする心配もなく、拡張バッテリーを付けたまま持ち運べるのです。
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外観
MagSafeバッテリーパックの外観はどんな感じでしょうか?
まずは正面です。
触り心地はサラサラしているようです。
ちなみに同梱物は何も入っていません。中には本体のみ。充電用のLightningケーブルやその他の付属品は一切入っていません。
本体には小さく「Max 1460mAh」と容量が書かれているそうですが、この数字はiPhone12 Proのバッテリー容量から考えると約半分であり、Ankerなどの商品とは異なってバッテリー容量も大きくはないので、いわゆる他社製モバイルバッテリーと比べてとても軽く感じます。
裏側を見てみましょう。
すると、MagSafe機器では見慣れたリングと縦線が見えますので、そちら側をiPhone本体にくっ付けると充電が開始します。
前記の通り代表的なモバイルバッテリー達に比べると随分小さい容量になりますが、少し前からAppleが目指していた本商品、また本商品と同類の商品である「Smart Battery Case」の立ち位置を考えていくと納得ができるものでした。
iPhoneを充電
早速iPhone 12 Proに装着して充電してみたら、どんな感じでしょうか。
縦横の大きさはiPhone12 miniやiPhone13 miniがぴったりなくらいということでそれは特に邪魔になる大きさではありません。サイズ感はこの写真を見ても、サイズ感は悪くないですね。
しかし問題は太さです。
写真では限界がありますが、これ、よく見ると実はiPhone12 Proより太いんですよ。マジかよって感じですが、マジです。
そして、レビューの幾つかにあった「持ちやすくなる」の謎について答えようか?
め っ ち ゃ 持 ち に く い で す ! !
めっちゃ持ちにくいんですが、良かったのが、MagSageウォレット。あれ付けてるんですけど「持ちやすくなった〜〜」と言いつつ、実は「ちょっと厚いな。落としそう」と不安がっていたのですが、バッテリーパックの後にウォレットをつけると「マジで持ちやすい!!」と感激しました。
じゃあこれで何時間たては充電できるかというと、実はそんなに充電することはできません。
MagSafeバッテリーパックからiPhoneへの充電は最大5Wでの出力となる上に、上記充電時間となると充電バッテリーとしての実用性は期待できませんね。
結果論、MagSafeバッテリーパックは、「iPhoneのバッテリーを充電する」というよりかは、「操作している際に消費される電力分を賄う」程度と推察されます。
そう、さらにわかりやすくいうと、このMagSafeバッテリーパックは良く市販されているモバイルバッテリーではなく、拡張バッテリーパック的な考え方となるわけです。単純に「iPhoneのバッテリー満タンから付けてしまって、1460mAhのバッテリーが追加される」です。
そういった設計思想だから、容量を小さくして本体を軽くし、iPhone本体からMagSafeバッテリーパックへ充電できる機能も備えているのかと推察できます。
実際に自分で測定してみるとそんな感じになりました。
また、今回は「バッテリー付きケース」にしなかった理由としては、ケースは好きなものを選んだり、他のMagSafeアクセサリーを装着することを可能にするためでしょうか。
何にしろ、iPhone12シリーズから実装されたMagSafeのメリットを活かしたものですね。
AirPodsを充電しましょう
実はAirPodsも充電することができます。MagSafeバッテリーパックの裏側にAirPodsを載せると充電できます。
なお、MagSafe対応のAirPodsケースでないと充電をすることはできませんので、注意が必要です。
この使い方はAppleも特に言及していないので公式な充電方法ではありませんが、そもそも、「MagSafe」という規格がQiを内包しているということから考えれば、できて当たり前とも言えるかもしれません。
といっても、そんなに使う頻度はないのでため参考にという程度の利用頻度になると思います。
Apple Watchは充電できません
iPhoneと一緒に持っている人が多いApple Watchさんはどうか。
Apple Watchは線を接続して充電するようなものではありませんので、これもAirPods同様、MagSafeバッテリーパックの裏面に乗せると充電できそうですが、実は、期待外れなのですが充電できません。
Apple Watchのワイヤレス充電は独自規格なので、今のところ充電できませんでした。
充電系アクセサリーとして考えたら、Apple Watchも充電できれば、MagSafeバッテリーパックだけで様々なものが充電できちゃうわけですからね!Appleさんお願いします!
iPhoneXRも充電できました
iPhoneXRも充電できました!!!
ピッタリつかないので常用はできないです。惜しい。
(果たしてこの情報がどの層に需要があるのか。笑)
【結論】必要か、不要か
最後に、もし「MagSafeバッテリーパックは買いですか?」という質問があるとすれば、おすすめはしません。と答えます。
大きな理由は次の二点です。
・「Apple Watchが充電できない」から
・税込14,780円という価格
Apple Watchが充電できたら、Lightningケーブル1本で旅行に行けてしまいますので、かなり便利になります。今だと、ケーブルだけで2本持っていかないといけないし、日中はバッテリーの心配をしなくていいものの、それぞれの充電時間が長くなってしまうからです。。
この点については、もう少しアップデートを待つのがいいのかもしれません。
それがMagSafeバッテリーパックがアップデートされるのか、Apple WatchがアップデートされてMagSafe対応となるのか、どっちが早いだろうか。笑
それを抜いたとしても、AirPods Proが充電できますので、その点では便利な商品ですね。
シリーズ各モデルと合わせて使用した時に、バッテリー駆動時間を、
・iPhone 12 mini、iPhone 13 miniなら最大70%
・iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 14、iPhone 14 Proなら最大60%
・iPhone 12 Pro Max、iPhone 13 Pro Max、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro Maxなら最大40%長く
延長することができます。
旅行行く時や、日中外に出たままなら結構良いかもしれません。朝から付けて、MagSafeバッテリーパックの充電がなくなったら外すだけで本体のバッテリー消費は少なくて済みます。
取り敢えず、使っているiPhone12 Proのバッテリー最大残量が84%で夕方には30%台を切ってしまう程度には不安定ながら、バッテリー最大残量が80%切ってないのでAppleでは交換修理してくれないため、これを買ったことですし、騙し騙し使っていきます。。
(どこからか、機種変しろって声が聞こえる……笑)
Fin.
金払うからバッテリー交換させてくれ!!!!!