夜間飛行 ~Rushとの出会い~
大学時代は自分の音楽知識の掘り下げや曲を知るという意味では非常に大事な時間でした。ビートルズ全制覇したのもこの頃だったし、カシオペアやTOTOなども掘り下げて聴いてました。
ある日、カセットのプログレッシブ・ロックの海賊版コンピレーションアルバムを買ったことがすべての始まり。またこれがねぇ、明らかにプログレではないEW&FのSeptemberが入っていたりGFRのWe're An American Bandが入っていたかと思えば、クリムゾンのエピタフやらピンク・フロイドのマネーが入っていたり、フォーカスの悪魔の呪文が入っていたりとまあめちゃくちゃなわけで。
その中でバンド名は知らないけれど、お、これは!という曲がありました。それがRushの「夜間飛行」だったんです。
なんだ、これは?ということで当時本厚木にあったCD屋さん(多分ディスクユニオン)やら有隣堂やらで調べたら(その当時ネットなんざ無いわけで)、カナダのバンドで日本では馴染みがあまりないけれど、アリーナ級バンドの一つである、ということ。興味が湧いてそれから色々買い込みました。最初買ったのがプレストだったので、これと全然音違うじゃん、と思いましたが、歴史をたどると、ああ、なるほど、しっかり進化しているんだと言うことがはっきりわかったという。
2112とかが個人主義礼賛であった、ということを知るのはそれから数年後だったんですけどね。歌詞を書いていたニール・ピアートが、左派が跋扈する音楽業界でどれだけ凄い戦いをしているかはここで評論家の宮崎哲弥さんが説明しているので、御覧ください。
https://aynrandjapan.org/column/628/
既にドラムのニール・ピアートさんが鬼籍に入っており、バンドとしては解散状態ですが、自分にとってはかけがいのないバンドです。
ま、こんな感じで音楽の話も入れていこうかな、と思います。
もし音楽というものがなかったらとっくにこの世、見限ってます。