親の温もり【坊さん日記013】
自分が亡くなった時に、子どもが手を合わせてくれるような生き方ができているだろうか。
そう思う時がある。お子さんをお持ちの方は、そのように思われることはあるだろうか。
親の愛情をしっかりと言葉にし、大切に思っていることを表情や行動で表していく。そうすると伝わるだろうか。
時には子を思い叱ることもあるだろう。親がいっぱいいっぱいになって、子に当たってしまう時もあるだろう。手探りの子育てに、後で考えたら子どもに申し訳ない気持ちになることもあるだろう。
その中でも、しっかりと子どもに向き合い、温もりと言葉を交わし合うならば、その思いは伝わるだろうか。自分が子どもの立場であれば、きっと伝わると思う。
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先日、父のご法事を勤めた70代の女性が、亡き父との思い出を語られた。
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