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シナモンロールちゃん
人に言えたものでないが、ふと思い出した昔の知人の名前をGoogleで検索することは私にとって日常茶飯事である。すきだった人も、そうではなかった人も。私の中に0.1秒でも印象的に光った誰かたちは私の脳を今でも少しずつ占拠していて、なんでもないタイミングでふと顔や声が、というか名前が蘇ることがある。今日は、小学校のときのトロンボーンの先輩の名前が蘇った。
私のランドセルはシナモンロールの水色だった。
ストロベリーシェイク
私は針が怖かった。
小学生のとき、名札の安全ピンで指の薄皮を貫通させて、どうだ痛くねえんだぞこんなことしてもと騒いでいるあほな男子の行動を私は微塵も理解できなかった。そのまま指のお肉の部分に刺さっちゃったら痛いんだぞ!と声を上げたかったけれど、何かのはずみに本当に刺さっちゃったら自分は傷害罪で死刑になってしまうのではないかと思ってあえて黙っていた。
実家の階段の踊り場でニヤニヤしているサボテン