丹田氣功整体 座学編(有料版)
※Log:2024/8/26
◎丹田氣功整体
チベット密教から口伝で伝わる経絡氣功をベースに日本の按摩導引や柔道整復術・深層指圧、レイキ、オステオパシーやクラニオセイクラルなどの世界の伝統医療を組み合わせた手技療法であり、日本統合治療研究所 代表の三井が独自開発した氣功整体。
この整体の原理や仕組みを理解したい方は下記の座学編を購入して熟読ください。
♦︎日本統合治療研究所では、丹田氣功整体の治療技術やアプローチの基盤作りとその精度を高めるために以下の知識を反芻してイメージします。
具体的な情報や知識を抽象的なカテゴリーにまとめ、概念的思考を身につけていくことでセラピスト自身のスキルアップや基礎の応用に繋がります。
※「概念的思考」とは、抽象的な概念やアイデアを基にした思考のことを指し、具体的な事象から離れた高度な知的活動を意味します。
目次
0. 丹田氣功整体
1. 筋膜の滑走機構 & 発生要因(背景)
2. 筋膜と筋骨格系障害
3. 組織学的構造
4. 生体力学的特性
5. テンセグリティと筋膜
6. 筋膜におけるテンセグリティと経絡・経穴マトリックス
7. 分子および線維芽細胞のメカニズムとECMリモデリング
8. メカノトランスダクションと神経学的メカニズム
9. まとめ
2024/8/26 更新以降
1.アセスメント&リーディング(リアルセッション)
0. 丹田氣功整体 基本概念
丹田氣功整体は、東洋医学と西洋医学の知識を融合し、クライアントの全体的な健康を促進する包括的な治療法です。
丹田からの※氣のエネルギーを利用し、経絡や経穴に働きかけることで、身体全体のバランスと調和を図ります。
このアプローチは、詳細な解剖学的知識とテンセグリティの原理を活用し、骨、関節、筋肉、腱、靭帯、血管、リンパ管、消化器官、腺組織など、身体のすべての部分に対する治療を行います。
※氣のエネルギー
氣功やヒーリングに関して、人間の手や体から発せられるエネルギーを分類した文献や研究があります。
中国では1970年代後半から、氣功師が発するエネルギーの測定が始まりました。研究によると、氣功師は通常の状態では検出されない低周波のインフラサウンド(2~30Hz)を発していることが確認されています。
また、氣功師からは遠赤外線放射、バイオマグネティズム(生体磁場)、静電気、そして電気的な粒子の流れや光も検出されています 。
さらに、SQUIDマグネットメーターと呼ばれる敏感な機器を使用して、人間の体の周りに存在するバイオマグネティックフィールド(生体磁場)が確認されました。
特にヒーラーの手からは、0.3~30Hzの範囲で脈動するバイオマグネティックフィールドが放出されており、これらの周波数は脳波と一致し、治癒に必要な周波数範囲内で変動することがわかっています。
この資料とは別に、実技講習では、この周波数の変動を意図的にコントロールする方法を体得して頂きます。
♦︎テンセグリティ
筋組織そのものが、長期間の緊張や炎症、材料(コラーゲン)不足や、間違った食べ方によって材料(コラーゲン)の質が悪いことにより、萎縮や硬結を起こしてしまっている場合には、その部分に直接※印加をすることで、繊維化や石灰化してしまっている筋繊維を解くことができます。
※「印加する」とは、特定の対象に対して物理的な力や電気的なエネルギーを加えることを指します。
具体的には、電気回路に電圧を供給する、機械部品に圧力をかける、または生体組織に刺激を与えるといった操作を示します。
また、当研究所が使用しているフォトン治療器もその原理を応用しており、基本的には細胞膜の透過性を改善することや細胞膜を覆っているカルシウムの被膜(石灰化の原因)を解除させることです。(この理論については査読済の大学の研究論文がございます。)
1. 筋膜の滑走機構 & 発生要因(背景)
筋膜は、筋肉、骨、神経、血管を包む結合組織システムであり、身体の構造的完全性を維持し、動きを促進する上で重要な役割を果たします。その多くの機能の中で、筋膜の滑走性とそのテンセグリティ(張力統合)は、正常および病理学的な筋骨格系の力学を理解するために非常に重要です。
筋膜の滑走機構とは、筋膜の層が互いに滑る能力を指し、摩擦を減少させてスムーズな筋肉の動きを可能にします。この機構は効率的な生体力学的機能にとって不可欠であり、筋膜組織の構造的および生化学的特性によって促進されます。
ここから先は
¥ 600
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?