真実を受け入れれば 苦しみは軽くなっていく
2020年11月3日のパイサーン師Zoom説法会(浦崎雅代さんと教育ファシリテーション研究所さん主宰)に参加しました。この記事は、その時に聞きながらタイピングしたメモを元にしていまので、ざっくりした内容です。
このZoom説法会のテーマは
「自分の人生に生じたことを成長の糧にする」。
11月3日と7日の2回行われました。
第1回目のトピックは
「自分の思い通りにならないときの智慧の育み方とは?」でした。
始めに、パイサーン師のご紹介ビデオが上映されました。
【パイサーン師の紹介】
スカトー寺の住職。1957年生まれ タイの中華系の家庭出身。
青年時代をバンコクで過ごし、高校時代から政治的な関心がありました。
タマサート大学の文学部で歴史を学び、人権的な活動に身を投じます。
大学時代に大きな事件(学生革命)が起こり、政治的な不安のなか、非暴力の平和運動を行いますが、3日間の警察による拘束を受けました。
タイの中での様々な貧困問題などに関心があり、NGO活動は大学卒業後も、メンバーとして関わっておられました。
その頃、自分自身の心の苦しみがあり、出家をして心を休め、心を鍛えようと思い、ティアン師の弟子、カムキエン師のもとで修行。
カムキエン師は当時開発僧として、社会的な活動も行っておられました。
(寺子屋を作る、米銀行(こめぎんこう)の活動など)
その関係でカムキエン師とお会いになりました。そこで師が瞑想の先生でもあることを知り、カムキエン師のもとで出家をされました。
パイサーン師は環境問題についても取り組んでおられ、
何度も山火事が起こるなどの問題にもめげずに淡々と、しっかりと
取り組んでおられます。様々な発信もしておられ、英語でのインタビューの他、子供向けの本も書かれています。
【プラユキ師と浦崎さんのお話】
浦崎さん:プラユキ師はカムキエン師と出会って出家をお決めになったのですか?
プラユキ師:私は大学院で開発僧の研究をしていました。8名の開発僧のひとりがカムキエン師。ゼミでも話し合っていましたが、フィールドワークでカムキエン師を尋ねていきました。初めは、パイサーン師のことは知りませんでした。
浦崎さん:最初の印象は?
プラユキ師:カムキエン師には広大な慈悲を感じ、惹かれました。
当時は活動方面(外側)のことに興味持っていました。
そうしたら、カムキエン師が内側のこと、つまり瞑想のマスターであることに、出家をしてから気づきました。
本質的なものは心の開発と知りました。そこでパイサーン師と出会いました。
カムキエン師は土着の方。田舎の方だが、深い智慧と瞑想の力 おおらかな方。
パイサーン師は社会派開発僧、という感じで、心の問題と社会問題をリンクする。それが素晴らしい。
この二人に出会い学べたことが私にとって、とても良かったです。
浦崎:写真をさがしました。お三方が一緒にならんでいる貴重な写真です。
(カムキエン師、パイサーン師、プラユキ師のお食事風景の貴重な写真が紹介される。)
【パイサーン師のお話】
本当は、今頃は日本にいる予定でした。
ですが コロナの影響で日本にいけなくなり、この機会をいただきました。
このことでもわかるように、どんなに計画を立てていても
何かの要因で予定が変わるのは 自然なことです。
しかし、テクノロジーの発達によりこうした機会をもてるのは素晴らしいことだと思います。
ひとつ便利さについても考えていきたいです。
この色んな物が、栄えてきていますので、「そうした物があると、幸せだ」と感じることだと思います。
しかし実際のところ、もっている物が増えても、苦しみを抱えている人が多いのです。それは両親や祖父母のころよりも多いかもしれません。
ですから、物の豊かさは心の幸せを保証してくれるものではありません。
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2020年11月3日、7日、8日の3日間。タイ・スカトー寺住職パイサーン・ウィサーロ師のZOOMでの説法内容をすべて書き起こし。
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