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趣味人番付に載る貝類コレクター
以下の記事で貝類研究者でありながら現在の和歌山県田辺市で上中宗太郎によって主宰されていた熊野趣味道楽宗に参加していた木下清一郎のことを紹介したが、木下は当時の趣味人の番付である「御愛読趣味家鑑」(『神戸趣味新聞』第8号、1925年の附録、森田俊雄『和のおもちゃ絵・川崎巨泉』(社会評論社、2010年)に復刻版が収録されている。)に名前が掲載されている。
この番付には木下以外に貝類を蒐集していた人物として矢倉甫田の名前がある。蒐集分野は「貝類の研究」とある。以下の記事によれば、矢倉甫田は矢倉和三郎(1875-1944)で舞子介類館を開いたコレクター・研究者であったという。興味深いのは、木下と矢倉はなぜ趣味人の番付に載っていたかという点である。両者は貝類のコレクター・研究者であったが、他にも蒐集していたものがあったのだろうか。
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