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13枚目の全13曲 その3

2023年4月8日に、浅岡雄也さんの13枚目アルバム「世界の果てで逢いましょう」が発売された。こう来たかぁ!と思う曲が満載のこの1枚の感想を書こう、その3。


(2023.6.1確認)


歌詞は歌詞カードから引用する。


3曲目 マヨワズユコウヨ マヨイナガラ

浅岡さん名物、カタカナタイトル。
今回のアルバムではもう1曲がカタカナタイトルになっている。
タイトルが呪文みたい。


最初からずっとベースが聞こえる。低音好きとしては、歌を除けば何ならセキタさんのベースが主役なんじゃないかと言っても良いくらい。

イントロ5秒から入るギターもカッコイイ。


旅は続いてゆく 花を散らして
甘い想いを溶かすように ただ

この辺りからストリングスが入って来て、曲が壮大な雰囲気になる。ストリングスの旋律も好きだな。
花は桜、で桜の花びらが風に舞い散る情景が目に浮かぶ。

Stay 絶望から 抜け出せない日々 

ここからのコーラスの旋律が好き。主旋律よりむしろコーラスの方が好きだな。心持ちコーラスが大きく聞こえる気がする。

ナニヲ キタイ シテルノ 終わるのに…

これは刺さる歌詞…。
浅岡さんの優しい声でオブラートに包まれてるけど、実は鋭い爪を隠し持ってた。文字で見るとカタカナが冷たく感じられて、余計に刺さる。
明るい曲に一瞬こういう鋭い一面を覗かせるから油断ならない。



4曲目 Never be‥‥(透明な)

またまた最初からベースの存在感が!

コーラスが80年代アイドルソングみたいな雰囲気で面白い。一本のマイクの前で数人がコーラスしてる感じで、かわいらしい。

このアルバム、コーラスが面白い曲が多いな。


夢は夢のままで 消されてしまいそうだ
瞬間と永遠が 交わるなら 華になる

「瞬間と永遠が交わるなら華になる」
うわ、何てかっこいい表現なんだ。それってつまりは今、て事なんだろうな。

「華になぁ⤴る⤵」「救えなぁ⤴い⤵」の歌い方が好き。上がって下がるところ。


あの透明で 突然な世界を 愛して 進め
鼓動果てるまで

「鼓動果てるまで」が!かっこいい!
そうそう、こういう古風な表現が好きなんだ。

時は 無情だ 止まってくれない 
ならば 歩き続けるだけ Never be‥‥

ボックスステップ踏めそうなリズム。ここはぜひ、ボックスステップ踏みながら歌って欲しいところだな。アイドルソング風イメージが尾を引いてるのかも?

後奏に来て再び大きく聞こえるベースがやっぱりカッコイイ。


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