13枚目の全13曲 その2
2023年4月8日に、浅岡雄也さんの13枚目アルバム「世界の果てで逢いましょう」が発売された。こう来たかぁ!と思う曲が満載のこの1枚の感想を書こう、その2。
(2023.6.1確認)
歌詞は歌詞カードから引用する。
2曲目 Revolution 〜No15〜
1曲目のロックな雰囲気からガラっと変わって、とってもポップ。
イントロの♪タタタターンという印象的なリズムが心地よい。踊り出せそうなドラムの音とベースの音がしっかり支えてる。
羅針盤、舵、海に関する言葉が出てきて冒険に出たくなる前向きな歌詞と明るいメロディは、某海賊アニメのオープニングにぴったり。むしろこの曲、オープニングじゃなかったっけ?
FIELD OF VIEWでデビューした時から、浅岡さんの高く突き抜ける声は壮大な空を彷彿とさせる事が多くて、海のイメージがある曲は珍しいな。
情景が海の曲はあるけど、曲全体が海だなぁと思うのはあまり思いつかない(のは筆者の浅岡さんソロ歴が短いせいかも)。
歌詞には、下克上、百戦錬磨、猛者、革命前夜、勇ましい言葉が並ぶ。歴史上の出来事とか小説とか漫画の中では目にするけれど、日常生活ではめったに使わない強い言葉、なのに歌にすると浅岡さんの声によって上手いこと強さが緩和されて、不思議と前向きで励まされる言葉になっている。
曲調も明るいし。
歌を通すと非日常の言葉が日常の言葉になるのか。なんかこれ、発見かも。
ここ好きだけど、特に「目的地」が実際に歌ってみると言いにくくて口が回らない!早口言葉みたい。浅岡さんはちゃんと歌ってます。
ここの「在れ」、このちょっと古風な命令形がカッコいい。
続くここは「張れ」じゃなくて「張ろう」。命令形がカッコイイのになぁ、と思うけど、ここは浅岡さんの優しさが垣間見えるところだな。一緒に胸張って行こう、て寄り添ってくれてる感じがする。
ここは命令形。何でだろう?と思ったら、人生の舵を取るのは君自身だから、て事で命令形なんだろうな。カッコイイなぁ。
絵に描いた餅は、だいたい一度は思う事かも?歌詞にしては面白い表現だなぁ。
聞きながら颯爽と胸張って!歩きたくなる曲です。