私は人間である以上にコンビニ店員なのだ。
コンビニ人間よみおわったよ、
こんばんわ、ちえこです。
村田紗耶香さんって、なんかすごい。
これは小説の中の人物の感情と思考なのか
作者の感情と思考なのか、
ぐるぐる回って混乱しそうになる。
何も間違ってないし、世の中の大多数意見が正解なんて思わないけど、
この小説読んでると、
世の常識っていったい何なんだって思えてくるよね。
世間の大多数の意見が本当に正しいのか。
そしてその大多数に属さないだけで
修正される存在にならなくてはいけないのか。
私たちはそうならないために
無意識に誰かの真似を少しづつ少しづつ繰り返して
そうして修正されない形を保っているのか。
完全オリジナルな人間なんて
どこにもいないのか。
私は主人公の古倉さんを
ひとこと、
異常なひと
って言葉で片付けられないなと思ったのでした。
冷静に客観視してみると
私たちの常識のほうが
よっぽど異常なのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?