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2つのセットから自由を求め職人を追う ; 航海日誌No27
記; QC星人
航海日誌; 西暦2022年07月18日
やっと思い出した!
私が出世に興味が無かった理由は、大人になったら、少しでよいから、自由がほしかった為だ。
小学生の頃から、みんな一緒、みんな同じとの言葉に拘束感や、居心地の悪さを感じ、不自由な気分が強かった。
当然、社会人になり、それは増した。
この航海日誌シリーズは、私が将来や仕事に求めていた事を思いだす為だったのだろう。とは勘違いで、単なる偶然だが、No25の投稿後に思い出した。
職人の背を追ったのは、ほんの少しの自由を得る為だった。
①出世3点セット
重い責任と、強い権限と、高額所得。
私は、重い責任による不自由よりも、人並みな生活さえ出来れば、出世は不要と学生時代に考えた。
更に、社会貢献は、強い権限で、思い責任を果たす方の下で、組織の一員として担うものとも考えた。
また、神ではない人間は、時には間違う。だから、上に苦言をする事も、上を支える下の責務と考えていた。
思い出せば理由は、簡単だった。
責任を果たさない人は、肩書きがあっても、強盗と同じだと考えた為だ。
高額所得を得る以上は、責任を支払うのは、子供でも解る。
責任を果たす為にこそ、権限も付与される。学生でも解る理屈だ。
だが、出世だけして、責任を果たさない人は多い。
高位職の人が、頑張り、苦労したから当然と思うのは、早計だ。
それはリタイアしてから、言える事だ。それが解ら無いようでは、居直り強盗だ。
社会人1年目での会社勤務で、滅私奉公のように働き、引きこもりになったのは、給与への責務と考え、働いていた為だ。
今思えば、視野が狭く、先を考えない自爆行為だった。世間を親切で、優しい場としか見ていなかった結果だ。
その後、職人の背を追ったのは、実務はキッチリこなす代わりに、上には是非を問う為だった。
そこから、ひたすら実務に邁進し、前述の自由を求めていた事さえ忘れるまで、品質業務に努めた。
今の業務状況は、No25で記したように、ほんの少しだが自由だ。
身に付けたスキルを活かしての、現法スタッフへの品質育成業務との内容も良い。
友に引きこもりから救って貰ったのが大きかった。その後の数社転職経験は、私が真剣に自由を求めるキッカケにもなった。
学生時代までのRock=自由とは、ファション的だったと気付いた。
代償を払ってでも、自由を求める精神こそが、Rockだ!
②ほんの少し自由3点セット
覚悟(Rock)と、専門技能と、自分で考える是非基準。
何を良し悪しの基準にするかは、人それぞれだ。
とは言え、小者の私では、欲に目が曇り見栄えばかり気にして、強盗に成りかねない出世3点セットは不要だ。
私は、少しの自由を得る為の3点セットを求めた。
その今の結果は悪くない。良い方に感じる。
だが、定年後、身に付けたスキルを活かし、他で働くには、肩書きが弱い。だが、それもまた、望んだ結果だ。