事件は会議室で起きているんだ! 現場で発生する不良品は止められる。 ; 航海日誌No22
記; QC星人
航海日誌; 西暦2022年06月18日
QMS(Quality Management System)を引き合いに出して、品質にはM=マネジメントこそが大事だ!との投稿をしてきた。
ISO9001バージョンアップ版TS16949導入前に、ZD(※)製品を立上げた経験を、ISO目線で振り返るとTOPマネジメントとの関係性が1番の鍵だった。
だから、ISOやIATF16949を真に理解するとは、業務品質=マネジメントであると気付く事である。それが今回の投稿名。
※ZD=社外流出、不具合ゼロで、量産を完了した製品。
◆資産•所得倍増?
なぜ、資産を頭に追加した?
給与を上げる事が出来ない中小企業の存在を理解した?
昭和の所得倍増計画は、経済発展だ。
令和の所得倍増計画は、政策や目論見の無い単なるキャッチフレーズだったのか?
だから、サッと頭に資産を追加し、企業から国民個人に頑張れ!との方針転換か?
全国民に投資資金は有るか?
前首相が自助努力を言ってたが、これじゃ同じだ。これは、令和の政治家による昭和の政治家に劣っています表明か?
この基本方針転換は、改竄の親戚に見える。基本方針を変えるなら、細かな変更は、何でも有りだろう。
官邸で起こした事なのか?
事件は現場で起きたのか?
近年、日本の品質劣化を感じる。経済や、企業にも感じる。政治には疎いが同じ国内の事だから、当然、政治家も同じ傾向なのだろう。
◆S回転寿司の広告、企業不祥事問題。
企業不祥事ではあるが、その商品を売らないのだから、不良品は顧客に出して無い。
過去事例として、スーパーなど他社事例も複数報道していた。広告プロセスでは、業界アルアルかもしれない。だから、法律も出来たのだろう。
データ改竄、隠蔽、産地偽装などは、品質不祥事プロセスのアルアルだか、広告問題は、不良品を出さない。
広告問題から解るのは、事件(不具合)は、現場で顕在化するが、事件(不祥事)は現場の外で起きている現実だ。仕入れが店舗に回らないのは、店舗の外で起きたばすだ、広告も店舗以外で作成されただろう。
不祥事は店舗以前のプロセスで起き、店舗で顕在化した状況だ。
★事件(不祥事)は、現場では起きない。
不良品は、現場で発生するかもしれないが、流出は止められる。間に合わないタイミングならば、会社が公器と考えている場合は、市場処置をして事件にはならない。
事件(品質不祥事)は、会議室や事務所で起きている。
不良品は、現場て発生するが、止められる。
プロセスで考えれば、企画や開発プロセスのマネジメント不足として、不祥事の種がまかれる。
その芽が不具合として現場で芽吹くが、歯止めは可能だ。流出しても市場対応次第で、不祥事への発展は防げるし、防ぐ必要かある。
つまり、リスクマネジメント不足が、品質不祥事だ。
※不祥事を止めるか?どうかは?会議室、事務所次第である。
品質マネジメントをするか、しないか、そこが事件(品質不祥事)が起きるか、どうかの分岐点。