
「ゴジラ-1.0」のゴジラに恋して。
昔から巨大生物系の映画が好きで〜とか、noteらしくなんか自己紹介的なことから始めて格好つけて書いてみようかなという気もしたけど、そんなことを語りたいのではなくてただただ「ゴジラ-1.0」のゴジラがかっこよかったんだ!!!ということをまとめておきたいのでそれだけ書きます。考察はありません。内容に関する記述満載ですので、何の情報も入れずご覧になりたい方は何卒ご注意いただけますと幸いです。
ゴジラの登場
主人公・神木隆之介くんが青木崇高さんたち整備部の方々がいる島に降り立った。
そこに夜、突然現れたゴジラ!!
え、でもなんか小さいというか恐竜みたいに俊敏じゃないか!?君は大きくていつもゆっくりどっしり歩いているのにどうした!?しかもなんかめちゃくちゃ怒っている!!
とか思って登場に興奮していたら次々にやられてしまった人間達。今思うと明確に人間を狙ってくるのも珍しい気がする。あ、でも攻撃したからかな。神木くんのことはスルーしたもんな。神木くんが気を失っている間にゴジラはどこかへ去ってしまいました。(行かないで…)
水爆実験
ゴジラと水爆実験の関係は言わずもがなで今回もビキニ環礁が描かれていて、ゴジラが何に怒っているのかがここで分かる。と私は思う。嗚呼ゴジラ…。
海で山田裕貴くんと出会うゴジラ
この映画には二人の推しが出ている。一人は言わずもがなゴジラで、もう一人が山田裕貴くんです。そんな二人が海の上で出会います。(戦艦「高雄」が来るまでゴジラを足止めしろという無茶な任務を与えられた神木くん・佐々木蔵之介さん・吉岡秀隆さんそして山田裕貴くんがゴジラと相対してしまった。出会ったとか書いたけどそんなロマンチックな感じではない。あんな小船で…絶望…という感じ)
ここかー!!!小船を追いかける可愛いゴジラのシーンは!!!
と思って大興奮でした私は。あのシーンのゴジラの顔が可愛すぎる。まるまるとしていて海の中から顔を出して、なんて可愛いの。対して大ピンチの山田裕貴くんたち!でもゴジラの口の中に機雷を放り込んで機銃爆発させることに成功!ああああゴジラが!!なんてことをするだーッ!!と思わずにいられない。シクシク…と観ていたら再生するゴジラ。
え!!??再生した!!!??再生したね!!??
新しい能力!?ゴジラ万歳!!その後高雄に攻撃されるものの口からの放射熱線で大爆発!ふぅ〜〜圧倒的強さ、かっこよさ…。(でも戦艦とかも好きなので高雄が沈んでしまってちょと悲しい)(気持ち切り替えてこ)
満を持して東京・銀座に上陸するゴジラ
佐々木蔵之介さんの「情報統制はこの国のお家芸」という言葉が胸に刺さります。それゆえにゴジラの存在を知らされず予め逃げられなかった人々…電車に噛み付くゴジラ…その中にいる浜辺美波さん…。(モンスターヴァースシリーズでもムートーとの戦いで主人公電車乗ってたな…と頭の中チラついた)
もう何なら気持ちいいぐらいに建物破壊してドシドシ銀座を蹂躙するゴジラ。人も踏み潰しまくる。そんなことしているから戦車から砲撃され、ここでも放射熱線を吐きます。背ビレがガコン…ガコン…
吐く前のモーションかっこよすぎでは!!!??
かっこよすぎて無理…なんなんこのゴジラ…ゴジラサン…ゴジラ様…。
しかし威力がすごい。着弾した後の衝撃もすごい。キノコ雲が発生していて彼が放射能を吐いているのだということが分かる。人間から見ると凄まじい絶望だっただろうな。でも私はゴジラが好きだ。
討伐作戦に誘われるゴジラ
再生するし火器が効かないことはわかっている中、ランドウヤグチもいなくてヤシオリ作戦も展開できないのにどうするつもりか?と思ったけどそこは吉岡秀隆さんが立案されました。詳細は省きますが面白い作戦です。
再度上陸したゴジラを神木くんが作戦場所まで誘導しますが、その戦闘機に噛みつこうとするゴジラのまぁなんと可愛いこと。でもキバすごい。
そして作戦の甲斐あって山田裕貴くんの活躍もあってゴジラは瀕死の重症です…すごくすごく可哀想…ゴジラ…でも最後の力を振り絞って放射熱線を吐こうとします。最後の瀕死のゴジラかっこよすぎた。どうしてそんなにかっこいい?瀕死なのにどうして?私が先に死にそうでしたゴジラかっこよすぎて。
最後どうなったかは省きますが、最近の映画では珍しくゴジラ崩すのだなと思いました。シン・ゴジラも凍結されただけで形は保っていましたので。
でも最後!!最後ね!!ヤッターッてなもんですよ!!
山崎貴監督がどうしてあの最後にされたのか、それは私には分かりません。もっと賢くて詳しい人たちが考察してくださることでしょう。私には、ゴジラを観に来る人で本当の意味でのゴジラの死や消滅を願っている人はいない、ゴジラは消滅することはない永遠の怪獣であり続けてほしいというゴジラファン(というか私)の願いを汲み取っていただけているような気がしました。気がしただけです本当に。山崎監督のお考えとは違うかもしれません。すみません。
「ゴジラ-1.0」のゴジラは極悪なのか?
私は「極悪」や「最も凶悪」のような表現を見かける度に、果たして本当にそうだろうか?と思ってしまいます。ゴジラ贔屓がすごい。
確かにゴジラに殺された人々と家族関係者にとっては「悪」でしかないと思います。憎しみの対象です。そして作中のその他大勢の人にとっては間違いなく「絶望」ではあったと思います。
ただ、ゴジラは「悪いことをしよう」と思って戦後の日本を襲っていたわけではない。彼はただただ怒っていただけだ。というゴジラの気持ちを汲み取らずにはいられないのです私は。ゴジラが好きだから。このゴジラの気持ちや感情を読み取れるところが、私が「ゴジラ-1.0」に非常に感銘を受けてnote開設して3000文字を超える感想を書いている理由な気がします。
比べられることが多いであろうシン・ゴジラも鬼リピしてきました。映画館にも行ったし隙あらばアマプラで再生しているほど好きです。敢えて登場するゴジラを比べるとすると、シン・ゴジラのゴジラは一切感情を読み取らせてくれません。唯一米軍に攻撃されて流血した時ぐらいかな多分。そこが不気味であり怖さに繋がっていてまたイイッ!!と思います。
モンスターヴァースシリーズのゴジラは逆にめちゃくちゃヒーローだなという感じで味方でよかったな〜といつも思います。でも彼にはモスラという彼女がいるし何よりキングギドラ様が出ていらっしゃるので私はモンスターヴァースシリーズではそっちを推してしまいゴニョゴニョ…
ゴジラにはゴジラの思うところがあり、感情もある。目的が不明なまま一方的に蹂躙してくるわけでもなければ、人間に都合よく振る舞わされているわけでもない。そんな主体的な感情を持ったゴジラがこの「ゴジラ-1.0」では描かれていて、そこが本当に最高でした。あと他の人も呟いていたけど、暗がりでゴジラのCGを誤魔化していないところが本当に本当に嬉しかったです。巨大生物系映画では割とありがちなんだよなー。しかもめちゃくちゃかっこよくて且つかわいいゴジラ。デザイン最高すぎました。
また会いに行くねゴジラ
エンドロールも食い入るように観てしまったし(こ、この皆さんが作ってくださったのかこの神作を…)、終わった後本当に映画のチケ代だけで観てよかった??私間違ってない??と思ったし、もっと払わせてください…という気持ち且つゴジラの勇姿を目に焼き付けておかねばならんので、上映している間にまた会いに行こうと思います。とりあえずアクスタ買おう。オタクすぐ板買う。
可愛くてかっこいいゴジラ、あー最高だった!!
最高の作品ありがとうございます山崎監督、キャスト・スタッフの皆様!!
そしてありがとうゴジラ大好き!!