コーヒー+α Vol.04 カングー荷室改造
カングー荷室改造(天井フック増設)
<はじめに>
今回はいつもと違った記事を。
現在ぼくが乗っている車はルノーのカングー(通称デカングー)です。
この車、バックの観音開きのドアが気に入って購入したといっても過言ではありません。しかしながら荷室部分が何となく使い心地が今ひとつという感じをずっと抱いていました。
そこで「カングー, 荷室の改造」で検索。
そこでぼくの目に留まったのが荷室の天井にフックを増設するというものでした。
<荷室の天井フック増設の前に>
ネット記事にあった天井フック増設方法は、天井シートの裏に隠れている穴を利用するといったものでした。
そこで、自分のカングーにもその隠れた穴があるのか内張はがしを購入して確認してみました。
↓ぼくが購入したのは丈夫そうな内張はがし。プラスチック製のものもあるのですが強度が心配だったので金属製のこちらにしました。
しかし、内張をはがしてみたところ、探してみてもネット記事にあった穴がありません。
「自分のカングーじゃ同じ方法でできないか、、、」と思っていた矢先、閃いてしまったのです。
内張のピンの穴をそのまま活用すればいいじゃないか!と。
これは我ながら素晴らしい閃きだったと今でも思っています(笑)。
<荷室の天井フック増設に必要なもの>
まず、TRUSCOのステンレス金具(サイズはM8)を購入して、そのまま装着できるか試します。
残念ながらそのままではネジ切りされていなかったので入りませんでした。
ただ穴の口径はM8で問題なさそうだったので、今度はねじ切り用のタップドリルを購入しました。これでネジが入り込む切り口を作ることができます。
このタップドリルも種類が豊富でどれにしようか悩んだのですが、穴あけ+ねじ切りがセットでできるインパクトドライバー用のものを選択。
今回はすでにピン用の穴が空いているのでねじ切りだけでもよかったのですが、今後も何かに使うかもしれないので下記のタップドリルを購入。
ついでにねじ切りする際にあったら良いかなぁと思って切削油も購入。
自転車工具で馴染みのHOZANのものがあったので選択。
そして愛用のインパクトドライバーを準備。
↓現在は京セラになってしまったこちらの旧RYOBIモデルをぼくは使っています。コード式なので充電など気にせずに使えます。価格も手頃でDIY入門にはバッチリなインパクトドライバーです。おすすめ。かれこれ10年以上は使っています。
<いざ荷室の天井フック増設>
まずは内張はがしを使ってピンを外します。
どのくらいの力で外せるのか、最初はドキドキしますが、壊れるようなものではないのでグイッといって大丈夫です。
↓こんな感じで外れます。
そうしてできた穴。これにねじ切りをします。
切削油を塗ります。
そうそう、上を向いての作業なので愛用している山本光学のゴーグル、さらにマスクを着用しました。
開いた穴にタップドリル(インパクトドライバー用)でねじ切りします。
こんな感じで通常の時計回りの回転でねじ切りをします。
厚みはそれほどないので、すんなり貫通します。
そして引き抜くときは、インパクトドライバーの回転を逆にしてタップドリルを抜きます。
そして、ドキドキしながらステンレス金具をグリグリと。うまく入るかなぁ。
無事に入りました!!! 思いっきり引っ張ってもビクともしません。
金具を回しすぎると内張が引っ張られてしまうので、金具が抜けない適度なところで止めました。
この金具に好きなものをぶら下げることができます。
ぼくの今回の目的はパラコードを通すことだったので早速通してみます。
↓荷室の下部に付いているフックを使えば後部座席の後ろにこんな感じでパラコードをつけることもできます。
<まとめ>
これ本当に自画自賛したくなるぐらい簡単で使える荷室改造だと思っています(笑)。
まず失敗することはないです。誰でも道具が揃えば絶対にできます。
そして何より作業時間はひと穴数分で完了です。今回は5箇所開けましたが、30分以内に作業が完了します。
慣れていない人でも1時間以内に間違いなくできる作業内容です!
これだったら、カングーではない車でも内張を止めるピンがあれば口径を確かめた上で同様のことができます。応用力もバッチリ。
ぼくはパラコードを使いましたが、ネットを張ってもいいですね。ランタンを吊るすこともできます。釣りが好きな方ならもう少し改良を重ねてロッド収納にも使えるはずです。
ぜひぜひお試しください!
<今日の誕生日>
11月27日
ジミ・ヘンドリックス(1942 - 1970)この日アメリカで生まれたギタリスト、シンガーソングライター。
Bootsie Barnes (1937 - 2020)この日アメリカで生まれたテナーサックス奏者。