コーヒーと考察 Vol.26 - はじめての手術
皆さん、こんばんは。
今日は人生初の手術の日でした。
今までに腿にできた小さな粉瘤を地元の小さなクリニックで切除して縫ったことや、親知らずを抜歯したことはありました。
今回は大学病院のオペ室での手術。
背中にシコリができてMRIも取った結果、おそらく脂肪腫ということで、切除することに決めました。
実は注射とか病院がものすごく苦手です。
そんなだから手術なんていったらもう。ここ1週間ぐらいずっと憂鬱でした。
抗原検査をして(結果は陰性、よかった)、オペ室へ。怖いです。
局部麻酔をしたのですが、普通の注射よりも変な痛み。我慢はできるのですが、不安感があるのでやっぱり怖い。
そして執刀。とはいってもぼくはうつ伏せになっているので何が執り行われているのかはわかりません。
でも先生方のやりとりは聞こえるので、何かが進行しているということはわかります。
脈拍を測りながらの手術。自分が緊張すると脈が早くなるのが音でわかります(ドラマ等のオペシーンで流れるあの電子音です)。
手術自体は30分程度。直径3cmほどの肉の塊が切除されました。
おそらく小さなクリニックでも取り除くことはできたのでしょうが、MRIの結果ちょっと深い位置にあったことがわかっていたので、大学病院にお願いしてよかったと思っています。
さて、この記事を書いている今はまだ麻酔が効いているので痛みは少ないのですが、今夜あたりどうなるやら。
手術の最中はいろんなことを考えました。
本当に麻酔は切れないのか。痛みを感じたら速攻で伝えよう。
麻酔ってすごいな。
お医者さんってすごいな。
一人で病院って心細いな。
自分以外にもたくさんの人が病院にかかっているな。
みんなどんな人生を送ってきたのかな。
コーヒー飲んでいいのかな。
そんなことを考えていました。
終わってみたらあっという間の手術。
またひとつ経験値が増えました。
できるなら病院にかからないに越したことはないのですが、いろんなことを考える時間が与えられたと思うと、これも貴重な経験。
自分って弱い存在なのをこういう時に実感します。
そして弱いからこそなるべくやさしい存在でいたいな、とも。
手術後はどうしてもコーヒーが飲みたくなって買ってしまいました。
さて今日はどの体勢で寝ようか。
皆さん、おやすみなさい。
<今日の誕生日> 8月25日 ウェイン・ショーター(1933 – )この日生まれたジャズのテナーサックス・ソプラノサックス奏者、作曲家。