【自己紹介・私の想いについて】

こんにちは。遠藤雄樹と申します。
私は千葉県出身の30歳で現在は神奈川県に住んでいます。
これまでサーフ系アパレル4年→携帯ショップ店員2年→携帯法人営業4年→自分の信念に従って人材紹介の会社へ転職をしたら3ヶ月後鬱に→その後自己理解に出逢い本当にやりたいことを見つける→2023年11月に未経験でオーダースーツ業界へ→働きながら独立開業に向けて活動中。
『オーダースーツを通じて個性を輝かし自由になる人を増やす』をコンセプトにXで発信しています。

そもそも
・なぜ個性を輝かし自由になる人を増やしたいのか?
・なぜそれがオーダースーツなのか?
についてお話しします。

理由は私の原体験にあります。
私は小学校低学年の時に両親が離婚し、父方に引き取られました。
両親2人とも大好きだったので母親が目の前からいなくなり、大好きだった母のカルボナーラが食べられなくなり、昨日まで当たり前に過ごしていた日常が突然変わり、現実を受け入れられない自分がいました。
それでも友達や先生に恵まれていたのでみんなが気さくに声を掛けてくれたおかげで楽しい学校生活を送れていました。

ただ母は私のことを気にかけてくれており、仕事の合間に下校途中や休み時間に合わせて何回も会いに来てくれていました。
もう会えないと思っていた母が目の前に現れたので最初はかなりびっくりしましたが、そのたった10分・15分の会話がものすごく楽しくて、ものすごく嬉しくて、ものすごく幸せで、今日も来てくれるかなとワクワクしながら毎日を過ごしていました。

そしてある時、あまりにも嬉しさが溢れ出しニコニコしながら父に母と会っていることを伝えたところ、急に形相が変わり怪訝な表情になったため、何か悪いことをしたかなと思いつつ会話が終わりました。
その後毎日のように会いに来てくれた母の頻度が急激に減り、会ったとしてもどこか浮かない顔をしていて2・3分ほどで帰る日が何度も続きました。
その時、原因は私にあり母と会っていることを父に伝えたからだと直感的にわかりました。
(後から聞いた話ですと、離婚の協議結果で母は私と成人するまで一切会ってはいけない協定を結んでいたようでした。)

しばらく経つと母は元通りの元気な状態に戻り、以前と同じくゆっくり会って話せる時間を作ってくれましたが、私は心の底から喜べなくなりました。
理由は自分の心に素直になればなるほど父母が辛くなり、苦しくなるからでした。
私は「大切な人たちが笑顔になって欲しい。」と願い、どうすれば良いか考えた結果、自分自身に仮面をつけることにしました。
「その人たちの求めている自分を演じていれば大切な人たちが笑顔になってくれる。そうすればみんな悲しまない。」と思い、心から嬉しいことや悲しいことがあっても表に出さず鍵をかけることにしました。そして気づいた時には自分の感情を押し殺すことが当たり前になっていました。

そんな私が唯一素直になれたのが高校に出逢った『ファッション』でした。
当時は蛍光色を多く使ったサーフ系やチャラめなお兄系、黒金カラーのオラオラ系など今よりも個性光るファッションが多く、気づいたらその世界に引き込まれていました。バイト代でさまざまな系統の服を買い、いろんな雑誌を見ながらモデルの髪型や服装を真似して、その日の気分で自分の好きなものを着る。
そんなありのままの自分を自由に表現できるファッションに触れることがこの上なく幸せだったんです。

それから私は高校卒業後、迷わずアパレル業界へ進み、数多くの服に触れ合いながら接客も次第に好きになっていき、早番で退勤時間を過ぎてもまだまだ接客をしたりないので結局閉店までいてしまうくらい日々夢中になっていました。
その後ショップの閉店を機に、他のアパレル会社や他業界でも働いてみたいと思い転職を繰り返し、携帯ショップで働いていた25歳の時にステップアップで携帯の法人営業へと進みました。

配属された部署はチームみんなで切磋琢磨して目標に向かっていた前職と全然違い、殺伐としていて同調圧力の風潮があるところでした。
個々の主張がなく、ただ上司に従って業務を行い、怒号が飛び交う環境だったため、どこか違和感を持ちつつも自分のペースで仕事をしていました。
ただ根底ではこの色がない環境に染まるのは嫌だと思い、少しずつ成果を出し、スーツやシャツやネクタイなどを買い足して外見から徐々に自分の色を出しながら社内の雰囲気も変えていきました。
しかし、既製品だと同じ色柄のものが多いので、自分の好きなものを追求していくと限界がありました。
その時にSNSで見つけたのが『オーダースーツ』でした。

オーダースーツは多数の生地・ボタン・裏地の中からその人ごとの目的に合ったものを選び、たった1つのオリジナルなものをつくりあげます。
私はその独自性に心を惹かれ、暇さえあればGoogleやSNSでオーダースーツを検索し、いろんな色柄で表現している人の着方を真似したり、実際に店舗へ行って作ったり、学生時代以上に気づいたらどっぷりハマっていました。
まるで新しい自分に出逢ったような感覚を得ました。

そこから立場や環境の変化があり、仕事量が増えすぎて忙殺され、夜中まで残業する日々が続き、これがこれからも続くのかと死にたくなり台風の中1人で南伊豆に行ったり、その後転職した会社で自分を追い込みすぎて鬱になりまともに歩けない状態になったりと、紆余曲折ありました。
こうして振り返ってみると全てが良い思い出です。
むしろこの環境を与えてくれた両親や関わって下さった方々のおかげで今の自分が形成されたので本当に感謝しています。

そしてそんな自分に仮面を被り続けて心の自由を求めていた私だからこそ、
その人ごとの個性を表現できるオーダースーツだからこそ、
他人の目を気にして自分を抑えつけている人、
現状にモヤモヤを抱えながら孤独に過ごしている人、
自己犠牲になり自分の人生を生きられていない人たちに対し、
オーダースーツを通じて個性を輝かし心の自由を表現するきっかけになってほしいと想っております。
そしてそんな個性で自由な人たちといっしょに楽しい未来をつくるというのが私のビジョンです。


最後までお読みいただきありがございました。

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