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料理と器#3「ル・クルーゼの20cm鍋は戦友」


地方から大学進学のため上京したのは、かれこれ20年以上も前。

一人暮らしを始める娘に、母が買ってくれたはじめてのキッチン用品が「ル・クルーゼの鍋20cm」でした。

それ以来、どこに行くのにも一緒。いまだ現役バリバリ。

我が家のラスボス(家政婦さん)が「20年以上、つかっているんですか?」とものすごくびっくりしてた。
「長持ち鍋でしょ。じゃ、ラスボスちゃんが結婚するときのお祝いこれにするね!」
「私、料理嫌いなので。だから、料理できる人とじゃないと結婚したくありません。」
一瞬にしてガールズトークは終了した。


時がたち、大きいサイズを二つ買い足した。
20cm、22cm、24cm。

家族が増え、20cmの出番が少なくなったように思うけれど、
きんぴらごぼうなど副菜を作るのにちょうど良い。

純正のスチーマーをセットして、蒸し料理には22cm。
カレー12皿分には24cm。


が、最近同じフランスのホーローメーカーの「Staub」に浮気しはじめました。


ル・クルーゼ vs ストウブで比較してみたところ素人めに大きな違いは感じられず…。

それでも浮気してしまった理由は、

・鍋の内側が黒い。
汚れが目立ちにくく、食卓に出しやすい。
・見た目が好み。
ルクがほっこりフェミニンな見た目に対し、Staubはハンサムでカッコよい。

中火以上で調理しないよう気をつけていても、焦げるときは焦げる。
重曹を使い煮洗いしても、落ちないもんは落ちない。

特に気に入って使ってるのが、ジャポネスクシリーズの「Wa-NABE 18cm」


鍋底に向かって丸くなっている形状で、肉じゃがやブリ大根など煮物系の調理がしやすく、小ぶりがサイズ感で食卓に置くとなんともオシャレ。
熱々のまま提供したい、煮る系とオーブン料理に出番が多いです。

ちょっとずつお気に入りの鍋を増やしていくのは、楽しい。
イライラしながら鍋かき回したり、今日のカレーは涙入りだったり、はじめての離乳食を作ったり、子供たちが鍋をのぞいてはしゃいだり、思い出がいっぱい染み込んだ鍋たち。あと、焦げもなっ。
私にとっては、キッチンでの戦友みたいなもん。
これからも、美味しいものいっぱい作っていこうじゃないか。








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