2024年7月 アルバータ旅行 レイクルイーズで疲労困憊ハイキング
レイクルイーズで4時間かけてハイキングをした。
疲れた、疲れた、アンド疲れた。
ここが日本なら、絶対に山登りなんてしない。
しんどい思いをするためにわざわざ山へ行くなんて、いったい何が楽しいんだ。
でも、ここはカナダ。ここは外国。
海外にいると、尊大な気持ちが湧いてきて感覚がバグる。
外国で山登りをしている自分に酔えそう、というナルシシズムにも興奮。
しかも、友だちがハイキングシューズを貸してくれるという。
カヌーもできるけどどっちがいい?
と聞かれたが、これはもう山を登るっきゃない。
氷河から解け出た水のおかげで、こんなにもエメラルドブルーな湖。
こんな素敵な場所を始発点にして、ロッキー山脈(の一部)をトレッキングできるだなんて!
最高じゃないか!
そう思ったのも束の間、ハイキングコースのわずか10歩目で拒否反応が……。
しんどい、体が重い、もう登りたくない。
体力はある方だと自己評価していたが、それはただの勘違いだった。
一方、そんな私とは対照的に、カナダ生活ですっかり山登りエンジョイ勢と化した友人。
えぇ……、去年は10時間超の登山もしたって?
経験値が上がりすぎでは?
体力温存のため無言で山を登る私。
軽やかな足つきで余裕を醸し出す友人。
ああ無情。私はなんと非力なのだろうか。
道中、ところどころにこういったビューポイントがある。
引き返したい、やっぱりカヌーにしたい、と口に出しそうになるのだが、絶妙なタイミングで絶景が出現する。
おかげで山頂まで辿り着くことができた。
なんで遠路はるばるカナダまで来て、私はこんなに辛い時間を過ごしているんだろう?
しんどすぎて死ぬ。
なんて素敵な景色なんでしょう。
私が探し求めていたのはこれだわ!
カナダ最高、カナディアンロッキー最高!
真逆の感情が交互にやってくる。忙しい。
途中、馬に道を譲った。
一般の登山客と同じルートを使うのかよと驚いたけど、さすが海外って感じがしてよかった。
上から見たレイクルイーズは、より神秘的なエメラルドグリーンだった。
湖の部分だけコラみたい。
登頂の達成感がすごすぎて、またハイキングに行こうかなぁ、なんてうっかり考えそうになった。
危ない、危ない、ダメダメ。
こんな修行のようなアクティビティにハマったら人生がおかしくなりそうだ。
実際、この山にいたカナダ人(もしかしたらアメリカ人かも)は、かなりハイキングに毒されていると思う。
・ヨガウェアのような素材のノースリーブ&ショーパン姿の人
・犬連れ
・妊婦
・乳幼児を背負っている人
彼らはきっと山に慣れすぎて、レイクルイーズは散歩の範囲内になってしまっている。
むしろ、山の中でゼーゼーハーハーしていたのは私だけ?
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