2023年3月 ペナン島一人旅 具体的なようで中身がからっぽの旅路
ペナン島へ来てみたかった。
もっとマレーシアのことを知りたかったから。
ペナン島の雰囲気を見ておきたかった。
いつか暮らす場所の下調べをしたかったから。
私の夢は海外移住だ。
でも、海外で働きたい!という類のバイタリティや向上心はない。
日本社会から逃亡して、ただ外国に住みたいだけ。
ペナン島は移住先の筆頭だ。
欧米と比べれば物価が安く、寒い冬がなく、しかも安全。
なにより、多様性が認められる多民族国家だから。
実生活でも頻繁に、海外で暮らしたいと口にしている。
が、それを実現するのはきっと難しい。
現在の生活を全て捨ててペナン島に行くことは、今の私にはできないだろう。
多分住めないまま人生が終わるのに、もし住むとしたら? を考えに行った旅。
安価な交通手段に頼りまくる
3泊の旅でタクシーに乗ったのはたった一度だけ。
ペナン島への到着が22時を超えていたので、空港からホテルまで仕方なくタクシーを使った。
日中の移動はGrabタクシーが便利。
それは知っているけど、私のネット環境はフリーWi-Fiスポットでのみ有効なので、Grabを使うことはなかった。
徒歩圏内の移動はひたすら歩き、それ以外はバス&バス&バス。
合計8回はバスに乗った。
時間通りには来ないという情報を仕入れていたので、こちらも時間を気にせずバス停に行っていた。
乗車距離により、1.4リンギット、2リンギット、2.7リンギット、3.4リンギット、4リンギットと運賃が変わる。
私が一番利用したのは、2.7リンギットの距離。
おつりが出ないので、泣く泣く3リンギットを捧げたことも。
空港タクシー(空港→ジョージタウン)に44リンギット払ったことを考えると、バスの料金は破格である。
ちなみに、空港タクシーではなくGrabタクシーの場合、日中最安で20リンギットだった。
Grabアプリで、空港-ホテル間の検索だけしてみた。
ジョージタウン中心部には無料バスも走っている。
一回くらい乗りたいなと思って待っていたけど、バスは停留所を素通りして行った。
有料のバスでも素通りが多発するらしいので、無料バスなんて無視が基本と認識しておく方が無難なのかも。
厳しい暑さの中、本数の少ない有料バスに無視されちゃたまらないので、乗りますよアピールを必死にやった。
手を振りまくった。
効果があったのか、有料バスが止まってくれた率は100%だった。
ペナン島に移住したら、時間の制限がない日は、積極的にバスを利用しようとと思った。
ユニクロの値段を確認する
もともとファッションにあまり興味がない。
一年中暑いペナン島に住んだら、毎日Tシャツと短パンしか着ないと思う。
問題は下着だ。
常夏の国では、ちゃんとした下着ではなくブラトップで過ごしたい。
で、ペナン島のユニクロで値段をチェックしてきた。
エアリズムブラトップ:79.9リンギット
ワイアレスブラ:79.9リンギット
ひぃぃ、2500円くらいするよー。
日本のユニクロはプチプラの部類だけど、マレーシアのユニクロは全然プチプラではない。
扱っているアイテムはそこまで変わらないのに、値段的にちょっといい感じの服屋というポジションだ。
マレーシア国内の、下着も売っているプチプラチェーンを見つけたかったけど、ちょっと分からなかった。
まぁ、Shopee(Amazonや楽天のようなECサイト)で探せば何かしらあるか。
ドラッグストアのラインナップを確認する
食に対する興味が薄いので、食べ物はどうにかなるかと思っている。
けれども、細かい日用品にはこだわりがある。
guardianとwatsons(どっちもドラッグストアチェーン)でひたすらいろんな物を探し回り写真を撮った。
綿棒、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、歯ブラシ、歯磨き粉、デンタルフロス、マウスウォッシュ、ボディクリーム、リップクリームなどなど
歯ブラシは日本から大量に持ってこようと決めた。
ヘッドが大きくブラシが硬そうなのが主流で、繊細さとか小回りが微妙。
それ以外はなんとかなりそう。
guardianにもwatsonsにも、安めのプライベートブランドがあってよかった。
会社の周りを徘徊する
マレーシアには、英語力の足りない私でも働けそうな場所がある。
それがカスタマーサポートを担うBPO企業だ。
ペナン島のBPO企業といえばここ!
というような会社を見つけたので、バスに乗ってその周辺を散策しに行った。
会社があるのは、1階にカフェが入っている綺麗なビルだった。
人通りはそこまで多くないけど、周りにはファストフードもレストランもスーパーもあって便利そうだ。
徒歩圏内にコンドミニアムらしきものもあったので、住むならここかなぁと考えながら歩いた。
住んでいる風、働いている風。
それで満足すればいいんだろうか。
住んでいる、働いている、とは天と地の差があるというのに。
「何やってんだかあほらしい」と「海外旅行楽しい」の狭間で猛暑に耐えていた。