「ザ・キラー」でスミス・ブームは起こってないけど、モリッシーの来日は盛況のようで
どうも。
最近見た映画と言えば
デヴィッド・フィンチャーの最新作「ザ・キラー」ですね。
僕はフィンチャーに関しては好きな方から数えた方が早いくらいに好きな監督で、この作品も大きくレビューしようかなと思ってたんですけど、本人も認めてるように今回は軽い感じで作ってあって、軽快で悪くないし、この人の作品で中だるんだり絶対しない(話の運びは天才的にうまい)ので楽しめるんですけど、普段のレベルが高すぎるせいか、彼のなかでは決して上位にはいるものではないですね。
この映画で僕が期待してたのは、マイケル・ファスベンダー扮する主人公がザ・スミス好きの殺し屋ってとこだったんですね。それ聞いて「おっ、スミス・ブーム、起こるか?」と期待したんですよね。
というか、実はストリーミングの世界では、これ前もここで話してるんですけど、スミスって再評価がしっかりありまして、ものすごいストリームの数なんですよね。どの曲も1000万ストリームとか超えてて。特に若い人に広まってると聞きます。
意外な感じするかもしれませんが、心当たりがあってですね
20年くらい前にエモがアメリカで本格的に来はじめた頃にモリッシー・ブームがあって、彼の当時のアルバムがビルボードで11位まで上がったことがあったんですよ。その後くらいから、エモ・ファンを中心に「定番、基本」として広まってる感じがあって。tik tokウケもすごく良くて。やっぱ内面を通してじわじわ伝わるタイプですからね。
なので期待してこの映画見たら、曲そのものはよくかかるんですけど、なんだかんだでトレント・レズナーのスコアの方が目立ってそれほどじゃないんですよねえ。そこはちょっと残念だったかなあ。
ただ、フィンチャーの映画に関係なく
モリッシーの日本公演、盛況だったようですね。うらやましいです。スミスの曲も、割りと前からやってる後期の曲に「How Soon Is Now 」とかも混ざったようですね。いいなあ。
僕は見れてないので
アメリカのシカゴから突如生まれたスミス・フォロワー、ブリジット・コールズ・ミー・ベイビーでも聞いています。
良いんですよ、このバンド!ちょうど若い人にスミスが浸透してるなかで「アメリカから若いフォロワー」というのが時代の要請の気がするし、加えてスミスだけじゃなく、エルヴィスやロイ・オービソンの要素も加わってるのがアメリカン・テイストになってるし。加えてルックスがいいんですよ!これだけの個性と華のあるアメリカのバンド、久しぶりなのですごく推したい気分だったりします。
忙しいので出来てませんけど、時間出来たらFromワーストToベストもやりたいんですよねえ。