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カンヌ映画祭2024の結果

どうも。

この時期の映画ファンの楽しみであります、カンヌ映画祭。2週間くらいずっとやってましたが結果でましたので、ここでも伝えておきましょう。


最大賞パルムドールを受賞したのは「Anora」。現在のアメリカ・インディ映画界の鬼才ショーン・ベイカー監督作。ついにやったな、という感じですね。彼は強烈なLGBT映画の「タンジェリン」、これが一番有名かな、オスカーの候補にもなりそうになったディズニーランド周辺の浮浪者が住むアパートを描いた「フロリダ・プロジェクト」、実生活に戻る中年ポルノスターを描いた「Red Rocket」。それらを受けてのこれですが、この1週間ほど何を見ても大絶賛でした。

ストリッパー描いた映画のようなんですけど、主演のマイキー・マディソンが時の人になってますね。

2位のグランプリにはインド映画、インドの姉妹の絆を描いた「All We Imagine As Light」が受賞しました。これも何も見ても評判よかったですね。監督はカヤル・カパディアという38歳の若い女性監督です。


主演男優はジェシー・プレモンズですね。今年オスカーで話題になったばかりの「哀れなる人々」の、早くも次の新作「Kinds Of Kindness」での受賞です。

主演女優賞はスペインの映画「Emilia Perez」に実質主演していた全ての女優ということになりました。その中にはセレーナ・ゴメスやゾーイ・ザルダナが含まれてます。この映画は3位か4位に当たる審査員賞を受賞しています。

監督賞はポルトガル映画「Grand Tour」のミゲル・ゴメス。これも、何見ても評判良かったですね。期待したい映画です。

脚本賞は、これも評判聞きました。フランスの女性監督が作った「The Substance」という映画。この映画では、かのデミ・ムーアの復活演技がかなり話題になってますね。これも楽しみです。

そして、特別賞のさらに特別賞としてイランのモハメド・ラソウロフ監督の「The Secret Of The Sacred Fig」が受賞しました。これはイランで表現の自由を主張し投獄の危険性のある同監督があえてカンヌに出席し、表現の自由を現地で主張したことで話題になってます。写真で掲げたのは同じく危ない状況にある主演の2人の俳優、女優とのことです。

今年のカンヌの審査委員長は「バービー」監督で時の人のグレタ・ガーウィグでしたが、下馬評通りの映画が順当に受賞した感じでしたね。

ここ数年、カンヌで話題の映画はそのままオスカーにも影響が及んでいるんですけど、ここからもその傾向が続くかどうか。見ものですね。


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