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オスカー2019直前! 今年の「勝つべき・勝つだろう」

どうも。

もう一晩寝ると、明くる日は

オスカーのタイミングがやってきました。ここで、毎年チョック前にやってる、オスカーの「勝つべき・勝つだろう」、今年もやってみようと思います。

この予想の仕方は、欧米圏ではオスカーにはお馴染みのものです。というのは、オスカーの場合、「これまでの長きにわたる前哨映画祭の総決算」、という意味合いもあるので、予想自体は非常にしやすいんですね。だから、それでの予想を「will win(勝つだろう)」と称し、「でも自分が勝ってほしい映画はそれじゃないんだよ」という場合に「should win」というもの、これを二つ付けて予想します。なので、今年もそれに沿って予想してみたいと思います。

予想するのは例年と同じ、「BIG 6」の部門です。今年は非常に嬉しいことに、この6つの部門のノミネートの映画、全部見れました!授賞式前にこれらが全部というのは、僕の人生でも初めてのことです。なので、僕なりの順位も付けて今回は紹介しましょう。

作品賞
will win  Roma
should win 女王陛下のお気に入りor ブラック・クランズマン

まあ、現状では「Roma」の優位は動かないでしょうね。映画としての風格と、ネットフリックスの特大プロモーションとで。動かない気がします。

でも、僕の趣味なら

これか

これなんだけどなあ〜。

1.女王陛下のお気に入り
2.ブラック・クランズマン
3.アリー スター誕生
4.Roma
5.グリーン・ブック
6.ボヘミアン・ラプソディ
7.ブラック・パンサー
8,バイス

僕だと、この順番ですねえ。やっぱ、単純に刺激がある映画の方が好きなんでね。1と2だと、まだ刺激強すぎるのかなあ。

監督賞
will win アルフォンソ・キュアロン(Roma)
should win ヨルゴス・ランティモス(女王陛下のお気に入り)orスパイク・リー(ブラック・クランズマン)

これも作品賞と言いたいことは同じです。キュアロン、これに限らず好きな映画は多いし、受賞する価値はあると思うんですけど

1.ヨルゴス・ランティモス(女王陛下のお気に入り)
2.スパイク・リー(ブラック・クランズマン)
3.パヴェウ・パウリコフスキー(Cold War)
4.アルフォンソ・キュアロン(Roma)
5.アダム・マッケイ(バイス)

順位付けたら、こうなんだよなあ。5人とも好きな監督ですけどね。

主演男優賞
will win ラミ・マレク(ボヘミアン・ラプソディ)
should win ラミ・マレク(ボヘミアン・ラプソディ)

映画に関していろいろ言ってる人、いますけど、演技一つだけあれだけ世界的な社会現象を招いた時点でラミの勝ちでいいと僕は思いますよ。

1.ラミ・マレク(ボヘミアン・ラプソディ)
2.ブラッドリー・クーパー(スター誕生)
3.ヴィゴ・モーテンセン(グリーン・ブック)
4.クリスチャン・ベール(バイス)
5.ウィレム・デフォー(At Eternity's Gate)

この順ですね。ブラッドリー、4度目のノミネートでこれ、すごくいいんですけど、持ち越しですね。ヴィゴも3度目か4度目のはずです。よかったんですけどね、これも。

クリスチャン・ベールはねえ、いいんですけど、なんかオスカーの特徴として「特殊メイク」とか「体重の増減」とか、好きすぎるんですよね。でも、そういうことすりゃ、誰でもオスカー取れる、みたいな印象になるのも僕は抵抗あるんですよね。なので、彼は低めにしました。

ウィレム・デフォー。いうまでもなく演技は最高なんですが、対象さくの映画がすごくつまんなかったので。

主演女優賞
will win グレン・クロース(天才作家の妻 40年目の真実)
should win  グレン・クロース(天才作家の妻 40年目の真実)

これもグレンで文句なしですけどね。レビューでも書いたように、彼女の7回目のノミネートで総決算とも言える演技をして、「報われなかった女性たち」の価値観を象徴したような演技だったわけですから。

1.グレン・クロース(天才作家の妻 40年目の真実)
2.レディ・ガガ(スター誕生)
3.メリッサ・マッカーシー(Can You Ever Forgive Me)
4.オリヴィア・コールマン(女王陛下のお気に入り)
5.ヤーリッツァ・アパリシオ(Roma)

こんな感じですね。ガガも、圧倒的な歌と、想像以上に演技面もうまかったのは素晴らしかったですね。メリッサはこれまでのコメディのイメージを覆す悲しい中年女の悲哀をうまく演じていました。

オリヴィアは、これもオスカーの特徴なんだけど、「狂人」演じたらオスカー取りやすいとか、そういうのがイヤなので、5位のヤーリッツァは「Roma」では立派だったものの、役者としては素人ですからね。本国メキシコでは、それで問題を呼んでいるようですよ。

助演男優賞
will win マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)
should win マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)

僕はこれは文句なしですね。マハーシャラ、これ、一昨年の「ムーンライト」で受賞したときよりはるかに好きです。こっちの、「偏屈な天才。でも実はいいヤツ」みたいなものの方が、彼本来の演技スタイルにもあっていると思うし。

1.マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)
2.リチャードEグラント(Can You Ever Forgive Me)
3.サム・ロックウェル(バイス)
4.アダム・ドライヴァー(ブラック・クランズマン)
5.サム・エリオット(スター誕生)

前哨戦ではリチャードEグラントが強かったんですけどね。僕も、彼のメリッサ・マッカーシーを困らせるダメ野郎な演技は好きなんですけど、映画そのものの内容がマニアックすぎたか。サム・ロックウェルは「バイス」の中では一番好き。やっぱ、演技上手いです、彼。アダム・ドライヴァーは、カイロ・レン以外で注目が集まるのは嬉しいですね。サム・エリオットは大ベテランの貫禄でした。

助演女優賞
will win レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)
should win レイチェル・ワイス(女王陛下のお気に入り)


「ビール・ストリート」でヒロインのお母さんを演じて「母は強し」の貫禄の演技を見せたレジーナ・キングが強いと思います。彼女を最初に見たのは「エージェント」でトム・クルースを困らすアメフト・プレイヤーの奥さんの役でしたけどね。

彼女、好きなんですけど、僕は

「女王陛下」でのレイチェル・ワイスの方が好きだなあ。この、支配者の女としての憎たらしさと、追い落とされてからの悲哀のコントラストが絶妙だったかと。

1.レイチェル・ワイス(女王陛下のお気に入り)
2.レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)
3.エマ・ストーン(女王陛下のお気に入り)
4.マリーナ・デ・タビラ(Roma)
5.エイミー・アダムス(バイス)

この順なんですよねえ。エマは初の悪役でしたが、うまく演じていたと思います。Romaのマリーナはサプライズ・ノミネートでしたが、エイミー・アダムスのよりは好きです。エイミーは普段は大好きなんですが、これは過去6回のノミネートの中ではインパクト弱いですね、僕には。これだったら、「ファースト・マン」のクレア・フォイの方がよかったかなと。

・・という感じですね。

オスカーの授賞式はグラミー同様、jugemのサイトで書きますね。















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