オンラインサロンにおける「好意」の活かし方
こんな人がいたとします。
魅力的な容姿
服装の趣味が自分と同じ
愛嬌のある笑顔
嫌味なく自分をほめてくれる
皆さんはどんな人をイメージ
したでしょうか。
その人のイメージは
悪いでしょうか。
それともめちゃくちゃ良い
でしょうか?
前者の印象をもったという人は、
そんなに多くないのでは?
おそらく少なくない人が、
後者のイメージをもったはずです。
■魅力的な人は、
有罪が確定しても
刑務所行きをいいわたされにくい、
という実験結果があります。
選挙では、
外見が魅力的な候補者
のほうが得票率が高くなる傾向があります。
外見的魅力のある労働者は、
そうではない人に比べて
10%以上高い給料を得ている
といいます。
販売員が
身だしなみに気をつけたり、
受付スタッフに
外見のよい人が多かったり、
悪いことを企てる男性はハンサムで、
女性は美人なのも、
社会的利益は外見に左右される
ということを理解しているから
だと思います。
■「似たもの同士」
であることも、
コミュニケーションをはかるうえで重要なポイント。
署名を頼まれた通行人の
服装が、
頼んだ人と似ていれば
署名率が高まる傾向にあります。
販売員は、
客の雰囲気や話し方を
「鏡のように似せて相手に合わせる」
よう指導されます。
「似ていること」は
相手に好印象を与えるのです。
■僕は
お世辞を言われると、
それがお世辞だとわかっていても悪い気はしません。
つまり
ものすごくおめでたいヤツなんですが、
車のセールスで
成果を上げている人が、
お得意さんに
「あなたが好きです」
というメッセージカードを毎月
送り続けていたという事例があります。
事務仕事を頼まれるとき、
「前の仕事うまくいったんだって?さすが!」
なんて言われると断りづらくなりそう。
少なくとも僕は
あっさりと頼まれごとを受けてしまいます。
■いろんな心理学系の本を読んでいると、
「好意」には
一定の法則があるみたいで、
上述したものはその一例。
普段あまり意識はしていないけど、
こうやって言語化してみると確かにそうかもしれないと。
僕は
リバプールというサッカーチーム
が大好きですが、
Twitterのフォロワーには
リバプールファンが多いですし、
もっと広げれば
サッカーファンも多数。
またインスタでは、
モデル?のles babioles de zoéさん?とか
(よく知らないのですが、本日のヘッダー写真の方)
柔道家のダリア・ビロディドさん
といった魅力的な方々を
フォローしている。
柔道やファッションに
まったく興味がないにもかかわらず、
なにげに好意をいだいている
という証左であろう。
■ほとんどの人の外見は平均的。
なので自分と似ていることや、
ポジティブな会話ができること、認め合う関係性は
好意をふくらませて仲間意識を強化する、
ということを知っていて損はないと思う。
特に、
組織を動かすリーダーや、
コミュニティを運営するオーナーは、
スタッフや顧客と「うまくやる」ことが、
ポジティブなフィードバックをもたらし、
そのポジティブなフィードバックは、
あらためてスタッフや顧客に
還元されるという成り行きを心得ておくべきだろう。
善循環サイクルは、
一度回り始めたら原則は不可逆的。
よほど変なことをして
信頼を失墜しない限り、
無理をせずとも回り続けて、
自分と、自分の周りにいるステイクホルダー
を幸せにするはずです。
■弊社で強化している
オンラインサロンも
例外ではありません。
めったやたらに
誰でもOKとばかりに営業するのではなく、
オンラインサロンのオーナーは、
自らのビジョンを語り、
その方向性に共感してくれる人(似ている人)
を獲得していくことで、
ポジティブなコミュニケーション(ほめること)
を創造することができる。
有料課金というフィルタが
防波堤となり、
誹謗中傷を生業?とする輩
を排除してくれてはいますが、
好みや感性、
考え方や感じ方が同じであり、
共感しあう仲間を意図的にあつめることは、
コミュニティを円滑に運営するコツです。
■またオーナーは、
投稿回数を増やすことで
メンバーの好意をより一層高めることができます。
接触頻度が好意に影響をあたえるのは、
実験結果からも明らかです。
インターネットのバナー広告を、
被験者が定期的によむ記事に
まったく掲載しなかった場合と、
5回掲載した場合と、20回掲載した場合だと、
その広告に
どんな商品が掲載していたか覚えていなくても、
接触頻度が高いほど、
その商品に好意を持つようになったそうです。
オーナーが投稿するアウトプットの質は、
まったく問われないとはいいませんが、
過度に意識しなくても、
とにかく投稿頻度を増やすことで、
メンバーの好意を高めることができそうです。
■「協力する」ことも
好意の形成に効果的。
教室では毎日のように、
繰り返し接触しているにもかかわらず
人種の壁を乗り越えることができず、
同じ人種同士で固まる傾向が認められてた
とある学校の事例では、
共通の目標にむかって
力を合わせるよう仕向けると、
人種間にあった溝に
橋をかけることができたそう。
協力することが、
好意の形成過程に
影響をおよぼしたということですが、
オンラインサロンにおいても、
いかにメンバーの協力をうながすか、
メンバー同士で協力し合う環境
をつくってあげられるかが、
サロンのパフォーマンスをあげる
ポイントになるでしょう。
■オンラインサロンの
99%はうまくいっていない
と言われています。
オンラインサロンの登録者数が
可視化されない
(掲載しない)場合が多いのは
そのためでしょう。
※ちなみに弊社は掲載
お金を払わなければ
サロンの内部をしる術がないので
登録者数の大小は
人気のバロメーターとなり、
新規登録者の獲得に
大きな影響を与えます。
人は「失敗の可能性」を恐れて
不思議で得体のしれないものに
お金を出したがりません。
上述したような心理戦は
サロンに入ってくれた「後」に効く話。
サロンに入る「前」に
どんな対策を練るか。
ビジョン、戦略、集客
発信媒体、それぞれのクオリティなど
緻密なデザインが欠かせません。
今日は午後から
オンラインサロンの打ち合わせ。
がんばります!
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。
それではまた明日。
おつかれっした!