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嫉妬をエネルギーに変え、成功の連鎖をつくる


嫉妬は、自分の進む道を指し示してくれるコンパス。
私の周りには成功者が多い。営業成績バツグン、事業のトップとして国内外で活躍、起業して収入増と自由を獲得など、嫉妬を感じてしまう人たちばかりです。以前も、そんな友人たちとのzoom交流会があり、思い切って参加したものの自分の現状に寂しさを覚えると同時に、強い嫉妬を感じました。

この嫉妬の感情をいかにコントロールするか。嫉妬をバネにして努力を続けるか、負の感情に押されて気持ちが萎えてしまうか、両者の先に訪れる結果には天と地ほどの差が生まれます。たとえそれが負の感情であっても、自分の感情を認めて、それをどう生かしていくのか。

信頼できる友人、ビジネス上の付き合いがない人たちに、「何に対してどういうふうに嫉妬したのか」を打ち明ける。もしくは人にしゃべるのがしんどければ、紙に書くだけでもOK。できるだけ細かく、自分で明確に言葉にしてまとめることが重要です。「成功している状態」に嫉妬したのなら、私はその状態がほしいんです。「だったら何をすべきか?」と、嫉妬を行動のきっかけに変えていきたい。

他人の成功を祝福できないと、成功に対してネガティブな感情が積もっていきます。成功という概念を壊していくので、「自分も」という気持ちになりにくい。身近な人が成功したら、悔しくても「おめでとう」と祝うことが大事です。祝うことによって「自分も」というモチベーションが高まるからです。

なので「成功者の集まる場所」には積極的に顔を出すようにしています。上述したような、「いたたまれない気持ち」を感じてしまうくらい、レベルの高い成功を手にした人が集うコミュニティ。そういった方々と人間関係を築いていきます。まわりに成功している人や、チャレンジしている人がたくさんいると、自分も成功したり、チャレンジしたりする確率が高まります。

科学的にも証明されている「成功の連鎖」 嫉妬を感じる、ときに陰口を言いたくなるような成功を手にしている人たちは「自分の目標に限りなく近い人」です。一緒にいると嫉妬の感情を覚える人とつきあっていく。最初はちょっとしんどくても、これが成功にいちばん近づける方法といえます。

逆に愚痴をいったり、誰かを中傷したり、ネガティブなことばかりを口にするコミュニティに入ってしまうと成功は遠のくでしょう。エネルギーが愚痴に向くので、ポジティブな行動が生まれにくいというのが理由のひとつ。そしてもうひとつ、「やっぱりがんばろう」と改心したとしても行動に移しにくいという理由。なぜなら、「文句を言って行動しない」同志から逆にやり玉に挙げられてしまうからです。「あれお前、なにがんばってるの?」的な言い回しで詰められてしまい、改心の気持ちが薄らいでしまう。

完璧主義も好ましくありません。すべての条件が整わないと行動できない。でも実際には完璧などありえないので、未知なるチャンスにいつもおびえてしまいます。結果あたらしいチャンスを逃し、さらに完璧から遠のいてしまう人生に。自分には関係ないと思っていても、知らず知らずのうちに完璧主義に陥る人もいます。

ささいなことですが、今朝の雨で週末に予定していたランニングができず、ジムで仕方なく。こういったイレギュラーな対応を迫られたときにいかにリカバーできるかも、実は大事なこと。人間の思考習慣は、いざというときだけうまく変化するようにはできていないからです。

ささいなことでも「うまくいかない」とき、諦めるかそれともリカバーに努められるか?その積み重ねが完璧主義からの脱却、そして本当に大事な場面でうまくいかなくても、臨機応変に対応できる精神力が活かされるのです。

久保大輔




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