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永遠のベータ版として、ファンとともに進化し続ける


永遠のベータ版

という言葉が好きです。

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ベータ版

ソフトウェアの正式版(製品版)
を発売前に提供される、

開発途上のテスト版のこと。

ベータ版を実際に使ってみて

不具合や不適切な箇所がないか
利用者に評価してもらうテスト

のことを「ベータテスト」という。

近年では
ネットサービスなどについても

正式サービス開始前
に提供される試行サービスを

ベータ版という場合がある。

(IT用語辞典より)
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人生が終わるまでは
成長し続ける。

終わりのなき開発プロセス
をデザインして、

毎日を大切に過ごす。


人も、
そしてサッカークラブも、

そんなメンタルでいるからこそ
刺激的で、楽しくなるからどんどん行動できる。

このダイナミックな循環
日常になれば、

加速度的に成長
していくことになるのですが、

なかなかどうしてこれが難しい。


■僕は

会社でも個人でも
Gmailを愛用していますが、

リリース当初は

「BETA」の文字が
Gmailのロゴに付与されていた

ということを
ご存知でしょうか。

文字通り、
進化し続ける」ことを意味してのこと。

しかしながら「未完成」という印象
が独り歩きして、

Gmailの導入をためらうクライアント
が続出したことをうけ、

「BETA」が削除されました。


先日の投稿で、
未完成の楽曲をリリースした話題に触れましたが、

歌詞、音の追加、削除などの
編集プロセスを公開し、ファンと共有。

ファンの声を取り入れながら
曲を完成させた例にあるように、

カスタマーインサイトを重視して
競争優位を獲得する事例
は後を絶ちません。


■会社には、

営業、マーケティング、開発、財務、ITなど
さまざまな部門があり、

それぞれにリーダーが配置され
スタッフが所属している。

昔ほどではないにせよ、

「縦割り思考」は
根強く残っていたりもして、

たとえば数値目標への未達
に関する責任の所在を

あいまいにするために
あれこれ時間を費やすことも。

しかしながら本来は
顧客ファースト」の視点をもって、

サービスが利用されなかった原因を
顧客のニーズに見出し、

顧客は何がうれしいことなのか

を起点に、会社を横断して
課題解決に努めることができれば理想です。


■そして

理想だった考え方が今、
サブスクリプションという概念によって

現実になり、
大きな成果を遂げる企業が増えている。

製品をつくって物流に乗せて
顧客に届ける、

というビジネスの常識では、

誰に売ったのか、
そして購入者はそれを利用しているのか

に関する情報に
あまり関心が行き渡りませんでした。

インターネットの発展に伴って、

デジタルを媒体としたビジネスのあり方
に変化がもたらされ、

製品はサービスへ


■サブスクライブ

された顧客は
月に一定の料金を払うことで

さまざまなサービスを「利用」する。


所有」することで、

たとえば車を乗り買えたり、
住む家を変えたりという

機動力は限定されていましたが、

「利用」するようになった人々は、
自由を謳歌できる。

一方企業は、

サブスクライバーの動向を
逐一トレースして、分析して、

最適化された情報を元に
あらたなサービスを開発。

スピーディなリリースで、
顧客のニーズを満たし続けるという好循環。

この関係性に終わりはなく、

永遠のベータ版として企業も、
そして顧客もともに

成長していくことになります。


■コロナ自粛期間中、

ほぼ毎日のように
Amazonにお世話になっている。

サービスが僕の日常の
大部分を占有し、

Amazonから抜け出すことは
もはや不可能な状態に。

アップセルやクロスセル
の提案を受けても、

気持ちよく支払い、
さらなるサービスを享受できている。

僕のインサイトを的確につかみ、

的確なタイミングで、
的確なサービスを提供してくれるのだから、

Amazonなしの生活は
想像しづらい。

僕と長期的な関係を構築
したアマゾンは、

収益化を実現しつつ、
僕の行動履歴をよりどころに、

次なる進化を遂げていくだろう。

これが全世界で、
何億人レベルを相手に行われ続けているのだから

驚きを禁じ得ない。

莫大な利益は、
莫大な開発費に置き換えられ、

成長サイクルに終わりはありません。


■サッカークラブも

規模は違えど、
ファンの意見を真摯にくみ取り、

サービスに活かす取り組みが
近年増えている。

月額で

ファンをサブスクライブするクラブも
今後増えてくるだろう。

収益を確保できれば、
IT化に投資して、

より一層質の高いサービスを
ファンに提供できるようになるかもしれない。

サッカーライフを楽しむだけ
にとどまらず、

サッカークラブの存在が、

生活の一部、
もしくは大部分を占めるような

今までにないサービス展開
が実現されれば、

サッカー好きが多かったスタジアムに、
それ以外の多くの人々があつまるようになって、

社会的コミュニティ
が全国各地に生まれることになる。


見守りつつ
関わりも持てるよう

永遠のベータ版よろしく

僕も日々の鍛錬、陶冶に
努めていきます。


本日も最後まで読んでくれて
ありがとうございます。

それではまた明日。
おつかれっした!




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