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スポンサーシップの「価格設定」って、実はめちゃくちゃロマンチックな話だった!

今日は法政大学で「スポンサーシップの価格設定」という一見お堅いテーマについての講義。でも、ただの数字の話だと思ったら大間違いで、実はこの価格設定、ものすごくクリエイティブでちょっとロマンチックな話なんです。

「スポンサーシップの価格」って、いわば企業とスポーツ団体の「愛の約束」企業がどれくらいの金額を出してくれるかって、単に「払える金額」だけじゃなくて、「一緒にどんな未来を作りたいか」にかかっているんです。


価格設定:ただの金額じゃない!

価格と聞くと、「この商品はいくらだから、その価値に見合った金額を支払う」って普通考えますよね。でも、スポンサーシップの場合はちょっと違う。むしろ「このお金でどんな価値を一緒に作れるか」が大事なんです。

例えば、ロンドンマラソンの場合。「ただのマラソン大会」じゃなくて、「世界一インクルーシブな大会」を目指している。そこに共感したスポンサーたちは、「お金を出して終わり」じゃなくて、自分たちの価値観を大会に吹き込む形でお金を使っています。


価格設定の4つのポイント

じゃあ具体的に、スポンサーシップの価格ってどう決めるのか。ポイントは以下の4つです。

1. 理念の整合性

スポンサーとスポーツ団体の理念が一致しているかが重要。たとえば、フォレスト・グリーン・ローバーズFCは「世界一エコなサッカーチーム」として知られています。このチームにスポンサーをする企業は、当然ながら環境保護に熱心である必要があります。もし「超二酸化炭素を出す企業」がスポンサーになったら、それは整合性どころか逆効果です!

2. ターゲットオーディエンス

どんな人にメッセージを届けたいか。ここがズレていると、いくらお金をかけても効果は半減します。「若い女性向け」の大会に「工具メーカー」がスポンサーについたらどうでしょうか。

3. アクティベーションプラン

スポンサーのお金をどう使って、観客や消費者にどんな体験を届けるか。これが一番大事と言っても過言ではありません。例えば、スタジアムに来たお客さんが「あのスポンサーのおかげで楽しかった」と思うような演出があると最高です。

4. ROI(投資対効果)

スポンサー企業にとって、「このお金を出して、どれだけリターンがあるか」が肝心。とはいえ、ROIがすべてではありません。最近は「社会課題解決に貢献できるならリターンが少なくてもOK」という企業も増えてきています。


実例:フォレスト・グリーン・ローバーズFC

選手たちが食べているのはヴィーガン料理で、スタジアムの電力は再生可能エネルギーから供給されています。もはやサッカーチームというより「環境保護のためのチーム」です。

こうした理念に共感した企業がスポンサーとして名乗りを上げるわけですが、価格はどう決まるのか?それは「エコ活動への支援」「チームのメッセージを広げる費用」「スポンサー自身のブランドイメージ向上」のバランスで決まります。単なるお金の取引じゃなく、未来への投資なんです。

まとめ:価格設定は未来をつくる

スポンサーシップの価格設定は、単に「お金の話」ではなく、「どんな価値を一緒に作るか」の話です。理念、ターゲット、体験、リターン、この4つを考えることで、スポンサーとスポーツ団体が共に成長していく。なんだか素敵だと思いませんか?

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