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感情をコントロールすれば、最悪の事態を回避できる


うまくいかないとき、
うまくいかないという事実を客観視できれば、

冷静な対応がうまれ
善処できるようになります。

客観視するとは、
自分の感情を切り離して考えるということ。

うまくいかないことで

自分の不出来に思い悩んだり、
周囲に原因を押しつけたり、

感情的になってしまえば
事実を正確に把握することはできません。

今何が起きていて、何が問題で、
それはどのように対処できるのか。

第三者の立場だったら
どんなソリューションを提供できるかを

冷静に言語化するのです。

飛行機がエンジン不良によって
墜落の危機にあるとき、

整備士や天候を恨んでも
状況は好転しません。

墜落までの時間を予測し、

機体をできるだけ緩やかに
ランディングさせる場所を選んで操縦桿を握れば

大事に至らない可能性が
生まれます。


責任のバイアス

という心理学の用語があります。

人は、相手の努力に対して
自分の貢献を高く見積もる
と言われていて、

夫婦に対する具体的な貢献度合い
をあげてもらう実験では、

相手がしてくれたことより、
自分がしたことの方が貢献度数は多くなります。

悪気がなくても、

人は自分の貢献を過大評価し、
他人の貢献を過小評価してしまう。

うまくいかないときは

自分がやったことを評価するまえに
相手がしてくれたことをリスト化するといいでしょう。

セルフアクセプタンス
という概念も知っておくと効果的。

完璧な人間など存在しません。

どれだけ学んでも、どれだけ経験しても、
どれだけ万全を期してもうまくいかないことは多々あります。

はじめからうまくいかないことを
前提としてとらえ、

少々のトラブルには動じない心を
育てておく。

自分の不完全さを認めたうえで、
失敗を冷静に分析し、ゴール達成の糧に使います。


むずかしいことを考えすぎず、

失敗が起きたらあえて新しいことに
チャレンジしてみることも手です。

自分の強み、得意なこと、好きなことを
日常的にすぐ取り組めるようにしておくと

メンタル強化にもなります。


■また逆に、

怒りを利用してみてもいいかもしれません。

怒りは生存本能と
最も密接不離の関係にあり、

人を突き動かす強い力を秘めています。

怒りのピークは短いので、
「ムカつく」という感情がわいてきたら即座に

解決策をメモします。

怒ったまま短期勝負。

今自分がやるべきことに取り組むと
集中力が持続されることがあります。

通勤ラッシュにおける苦痛(怒り)
をドライブにして

出社後すぐ仕事に取りかかると
集中力が持続してはかどるといわれています。

イライラした感情を抑えられない場合は
あえてイライラを活用してみてください。


■大学生向けにコンサルをしていると、

いろんな悩みを聞くことができ、
第三者の立場で冷静に

対策を伝えることができます。

ところがいざ、
自分に問題が降りかかると感情的になってしまう。

そんなときは

上述したようなテクニックを駆使して
感情をコントロールしています。

最悪の状態は、
感情に反比例するように上下します。

感情的になればなるほど
事態は悪化しますが、その逆もしかり。

感情を抑えることができれば、
びっくりするほど事態を好転させることができます。

彼女や家族のもめ事なんかにも
適用可能。

妻に対してはいつまでたっても
冷静になれませんが…


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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