漠然とした不安におびえるのではなく、不安の正体をつかんでモチベーションに
「失敗ばっかりやな…」
先ほどパソコンを整理していて思った
印象です。
2020年のフォルダには、
企画ごとに分けられたフォルダが
無数に入っています。
そしてそのほとんどが
大失敗したか、
日の目を見ずお蔵入りしたものばかり。
10個フォルダがあれば、
そのうちうまく実装させられたのは1個か、
多くても2個です。
打率は1割ちょっとといったところ。
「大丈夫か、オレ」
という不安が
募らないわけでもありません。
そしてこの「不安」が出てきたら
すぐやることがあります。
ノートに「不安の原因」
を書き出します。
■そもそも人間は、
不安を感じやすくできています。
不安を感じ、危ないと思うからこそ、
考えたり分析したり準備したりして
生き延びてこれたわけです。
ですがその不安が何なのか?
何に対して不安を覚えているのか?
について理解していないと
ネガティブな感情に拍車がかかるだけ。
集中力の低下を招き、
目の前の問題に対する思考力がさがって、
いいことは一切ありません。
漠然とした不安は
対処のしようがないので恐ろしさが募るだけですが、
正体をつかむことができれば、
モチベーションに変換できます。
私のフォルダには、
企画書と、
企画を否決された理由や、
うまくいかなかった理由が
メモに残されて
保存されています。
不安の原因は失敗の多さ。
ですが失敗の輪郭は
くっきりと見えていますので、
むしろあらたな企画のヒントにすらなります。
今後の準備をしたり、
失敗を回避するべく細かなところまで
注意を向けたりすることができますので、
「不安」という感情は
必要不可欠なものとすら思えてきます。
不安から目をそらすなんて
もったいないことはしません。
■人間の脳は可塑性がある、
といわれています。
適応能力が高いということが
科学的に証明されています。
不安を感じて縮こまってしまう人も、
既述のとおり考え方を変えれば
行動を変えることができるはずです。
失敗を恐れなくなれば、
挑戦する楽しみを味わうことができます。
いろんなチャレンジができるようになるでしょう。
自分の失敗をゆるせるようになれば、
失敗しても大丈夫と思えるようになりますので、
自然と挑戦する量が増えていきます。
失敗はするけれども、
そこから何を学び、何を得るか。
失敗を楽しめるメンタル、
感覚を養うことが大事だと思います。
■noteに何度も書いてきましたが、
今の世の中は
先行きが予測できません。
予測の価値がなくなった
とも言われています。
「いい大学を出て、いい企業に勤めて」
という既成の枠組みに収まった生き方
を期待する社会的圧力は、
いまだ強く働いているような気がします。
ですが一方で、
「勝利の方程式」
がきしむ音が
聞こえてこないわけではありません。
「築城3年 落城3日」
ということわざは、
せっかく努力して積み重ねてきたものでも、
何かのきっかけですぐ壊れてしまう
という喩えですが、
今は「築城10年 落城1日」
なんて言われることも。
大企業に就職したから
死ぬまで安泰という言説を信じる人は
だんだん少なくなっている
のではないでしょうか。
先行き不透明。
根拠のあるものがほとんどなくなる世界、
それが現代社会です。
であるならば、
根拠のない自信を持って行動し、
行動回数を増やして、
どれか一つでもうまくいけばラッキー
という姿勢が求めらてしかるべき。
漠然とした不安を、
根拠なき自信に変えて、
その自信でがんばり続ける必要が
あるんだと思います。
■私はポジティブ思考ですが、
人一倍不安を感じる性格
でもあります。
ですが不安や失敗への耐性は
かなり強いと思います。
不安の原因となる数多くの失敗は、
解釈次第でいくらでもプラスに転じられます。
少なくとも失敗で凹む
ということはなくなりました。
不安を感じたら
不安の原因をつきとめて、
失敗に慣れ、失敗に学ぶ姿勢を
これからもより一層強化して、
たくさん打席に立って
ポテンヒットを狙っていきたいと思います。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。
それではまた明日。
おつかれっした!