62 munites Yamanote Loop/山手線一周62分のライブ(20180922)
Red Bull Music Festival Tokyo 2018初日の「62 munites Yamanote Loop」を見た。音楽と鉄道が好きな私にとっては夢のようなイベントだ。それなのに告知に気づいた時は締切後で、なぜ気づかなかったのかと後悔していたが偶然友達が誘ってくれた。「音楽と鉄道で喜んでくれそうな人は○○(私)しかいないと思った」らしい。最高すぎる友達。
私鉄での貸し切りイベントは過去にも数件聞いたけれど、JRで、さらに山手線は初めて聞いた。しかもシリアルナンバー入りの証明書が硬券だったり、ホームの電光掲示板が団体になっていたり、発着の車内アナウンスがイベント用だったりとすべてが特別仕様。定型以外の車内アナウンスなんて、かつて寝台列車が湖西線を走る時に琵琶湖の説明を入れてくれていた頃のものくらいしか聞いたことがない。だからどこを見ても貴重でとにかく嬉しかった(思わず車内アナウンスも録音したけど失敗した)。
もちろんお目当てのOmodakaのライブは最初から最後まで最高。みんなで合唱したり、「おやつです〜」とご本人から配られたうまい棒を皆でペンライト気分で振ってみたり、各駅のホームを通過するたびに手を振って(ちょっといたずらしてみ)たりと普段できないことをしていたから、62分があっという間。同じ車輌でちゃんみなやリカックスのライブが同時並行するとは知らず、他のライブやDJが見られなかったのは残念だけど、その残念さを補ってあまりあるすばらしい時間であり空間だった。
終わった直後も、翌日に別のイベントで会った同じく参加していた友人も見んな「面白かったね!」と言いあうことができたのもよかった。企業の冠が入った大きなイベントであんなに素直に「楽しかった」と言い合えるのは本当に珍しい。来年もあれば絶対に行きたい、絶対に申し込みを忘れないぞと心から思った。